検索結果に並ぶ各ページの見出しは、Google では「タイトルリンク」と呼ばれています。ページに設定した title 要素の文字が、そのまま出るとは限りません。ここでは、Google 検索セントラルの「Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更」と、2021年の Google 検索セントラル ブログの記事をもとに、タイトルリンクがどう決まるのかと、ページの側で気をつけたい点を整理します。
タイトルリンクを作るときに Google が見るもの
Google によると、タイトルリンクは、ページの中身と、そのページを参照しているウェブ上のページの両方を考え合わせて自動で作られます。ねらいは、それぞれの検索結果が何なのかを、できるだけ分かりやすく伝えることです。材料として挙がっているのは、次のものです。
- title 要素に書いた文字
- ページの中でいちばん目立つ大見出し
- h1 要素などの見出し要素
- og:title の meta タグに書いた文字
- スタイルで大きく目立たせた、そのほかの文字
- ページの中のそのほかの文字
- ページに置かれたリンクの文字
- ほかのページからそのページへ向けたリンクの文字
- WebSite の構造化データ
これらを書き換えても、Google が気づくにはページの再クロールと再処理が要り、反映までに数日から数週間を要する場合があります。書き換えたときは、再クロールを Google に依頼して知らせることができます。なお、タイトルリンクそのものを手作業で直す方法はありません。

title 要素の文字がそのまま使われない場合
ページに問題を見つけたとき、Google は、リンクの文字やページ上の文字などをもとに、よりよいと考えるタイトルリンクを自動で作ることがあります。よくある問題として挙がっているのは、次のような場合です。
- title 要素の一部が空になっている(サイト名しかなく、ページの名前が欠けているなど)。
- 毎年使い回すページで、title 要素の年が古いまま直されていない。
- title 要素がページの中身を正しく表していない。
- サイト内のいくつかのページで、同じ決まり文句の title 要素を使い回している。
- 同じくらい目立つ大見出しがいくつもあり、どれがメインのタイトルか分からない。
- title 要素の言語や文字の種類が、本文と合っていない。
- title 要素に入れたサイト名が、検索結果に別に出るサイト名と重なっている(この場合はサイト名が省かれることがある)。
たとえば年の例では、title 要素に前の年度が残ったまま、ページの大見出しだけが新しい年度になっていると、大見出しの方の年度がタイトルリンクに使われることがある、と説明されています。

2021年の変更で何が変わったか
Google 検索セントラル ブログの2021年8月24日の記事によると、Google はその前の週に、ページのタイトルを作る新しいシステムを入れました。以前は入力された検索語句によってタイトルが変わることがありましたが、新しいシステムではふつうそうした変え方はしない、とあります。新しいシステムは、ページを開いた人が実際に目にする文字、つまり主なタイトルや見出し、h1 タグなどに置かれがちな内容、スタイルで大きく見せた内容を、タイトルの候補として使うと説明されています。HTML のタイトルタグだけに頼らない理由としては、タイトルタグが長すぎる、キーワードを詰め込みすぎている、まったく無いか決まり文句の繰り返しになっている、といった場合があることが挙げられています。それでもサイトの持ち主への助言は変わらず、よい HTML タイトルタグを書くことに力を入れるよう求めています。記事によると、その理由は、タイトルの生成に HTML のタイトルタグの中身が当時も80%を超える割合で使われていたことです。この記事には、2021年9月17日に、寄せられた意見を受けてタイトルのシステムを手直ししたことも書き足されています。

案内にある title 要素の書き方
Google がタイトルリンクの案内で挙げている書き方は、次のとおりです。
- どのページにも title 要素でタイトルを付ける。
- 「ホーム」「プロフィール」だけのようなあいまいな言葉にせず、具体的で分かりやすい文字にする。
- 長くしすぎたり、余計な情報を入れたりしない(全部が表示されるわけではないため)。
- 同じ語句を何度も繰り返すような、キーワードの乱用をしない。
- 全ページに同じ定型文を付けず、ページごとに中身を説明する文字にする。
- サイト名などのブランディングは短くし、各ページでは先頭か末尾にサイト名だけを置いて、ハイフンやコロン、縦線などで区切る。
- どれがページのメインの大見出しかをはっきりさせる(文字を大きくする、最初に目立つ h1 要素に置く、など)。
- ページの本文と同じ言語、同じ文字の種類で書く。
Google の「SEO スターター ガイド」は、CMS を使っていればタイトルのための技術的な作業は要らず、ほとんどの CMS がタイトルを title 要素に自動で入れるので、よいタイトルを考えることに集中するよう書いています。タイトルの文字数の上限として決まった数字は、開いたページの範囲では見つかりませんでした。検索結果の見出しが自動で作られたものに変わっていたら、上に挙げた問題に当てはまらないかを確かめ、当てはまらなければ、出ているタイトルリンクの方が検索語句に合っていないかを考えてみるよう勧めています。

まとめ
検索結果のタイトルリンクは、title 要素だけでなく、大見出しや見出し要素、リンクの文字などを材料に Google が自動で決め、手作業では変えられません。それでも Google の主な助言は、ページごとに具体的で簡潔な title 要素を書くことです。検索結果の見出しが思っていたものと違うときは、title 要素と大見出しが食い違っていないか、決まり文句になっていないかを見直すところから始められます。

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参考にした資料
各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。
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この記事に関連するよくある質問
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この記事を書いた人
和本 賢一(わもと けんいち)
株式会社ドラマ 代表取締役
16歳でWEB制作事業を創業、業界歴25年超。WEB制作4,817件超・補助金申請516件超の実績を持つ。Shopify・STORES公式認定パートナー。SEO/LLMO/AIOを組み合わせた次世代検索対策に取り組み、戦略立案から制作・分析改善まで一気通貫で中小企業を支援。浄土真宗本願寺派僧侶としての顔も持ち、約800年続く伝統と最先端のデジタル技術を融合させる視点で経営に携わる。