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2017.11.06

VPSとレンタルサーバーの違いを解説|ビジネスに最適なサーバー選びのポイント

VPSとレンタルサーバーの違いを解説|ビジネスに最適なサーバー選びのポイント

Webサイトの公開やシステム構築を検討する際、避けて通れないのがサーバー選びです。特に比較対象となりやすいのが「レンタルサーバー(共用サーバー)」と「VPS(仮想専用サーバー)」の二つでしょう。どちらもインターネット上でデータを管理する基盤ですが、その仕組みや自由度、コストには大きな違いがあります。株式会社ドラマでは、数多くのサーバー構築・運用支援を行ってきた知見から、ビジネスに最適なサーバー選定の基準を分かりやすく解説します。

目次

サーバーの種類とその仕組みの違い

まず、レンタルサーバーとVPSの根本的な仕組みの違いを理解しましょう。これらは「集合住宅」の形式に例えると非常に分かりやすくなります。

レンタルサーバー(共用サーバー)の特徴

レンタルサーバーは、1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有して利用する形式です。マンションで例えるなら「シェアハウス」に近いイメージです。キッチンやリビングといった設備(OSやWebサーバーなどの設定)を全員で共有するため、個別のカスタマイズは制限されますが、低価格で手軽に利用できるのが最大の特徴です。難しい設定の多くはあらかじめ管理会社側で済まされており、ユーザーはWebサイトのデータをアップロードするだけで運用を開始できます。

VPS(仮想専用サーバー)の特徴

一方でVPSは「Virtual Private Server」の略で、1台の物理サーバーの中に仮想的な専用領域を構築して提供する形式です。こちらは「分譲マンション」のイメージが適しています。建物自体は共有していますが、各部屋(仮想サーバー)には専用の玄関があり、室内(OSやアプリケーション)の改装は自由に行えます。他の住人の影響を受けにくく、特定のソフトウェアをインストールしたり、独自の設定を加えたりすることが可能です。

5つの主要項目で比較する決定的な違い

ビジネスの目的によって、重視すべき項目は異なります。ここではコストから性能まで、具体的な違いを深掘りします。

コストと導入のしやすさ

レンタルサーバーは月額数百円から利用可能なプランが多く、非常にリーズナブルです。対してVPSは、リソースの確保や自由度の高さから月額数千円程度からとなるのが一般的です。導入の難易度についても、レンタルサーバーはコントロールパネルから数クリックで設定が完了しますが、VPSはOSの選定やコマンド操作によるセットアップが必要になることが多く、一定の技術知識が求められます。

設定の自由度とカスタマイズ性

VPSの最大のメリットは、OSのルート権限(管理者権限)がユーザーに付与される点です。これにより、特定の開発言語の導入やデータベースの細かなチューニングが自由自在に行えます。レンタルサーバーでは提供されている環境内でしか動作させることができないため、特殊なシステムを構築する場合には不向きといえるでしょう。

リソースの安定性とパフォーマンス

レンタルサーバーの場合、同じサーバーを共有する他のサイトにアクセスが集中すると、自社のサイトの表示速度も低下する「近隣トラブル」のような事象が発生するリスクがあります。VPSではCPUやメモリといったリソースが仮想的に割り当てられているため、他者の影響を最小限に抑え、安定した高いパフォーマンスを維持しやすい構造になっています。

管理・運用の手間とセキュリティ

管理の手間については、レンタルサーバーに軍配が上がります。サーバーOSのアップデートやセキュリティパッチの適用はサービス提供会社が行うため、ユーザーはコンテンツ管理に集中できます。しかし、VPSは自由度が高い反面、これらすべてのセキュリティ対策をユーザー自身で行う責任が生じます。万が一設定に不備があると、脆弱性を突かれるリスクがあるため、専門の知識を持つ担当者やアウトソーシングの活用が重要です。

スケーラビリティ(拡張性)

将来的なアクセス増加やデータ量の増大に対応する際、VPSはプラン変更によってCPUやメモリを柔軟に増強できる「スケールアップ」が容易です。レンタルサーバーでも上位プランへの移行は可能ですが、VPSほどの柔軟性や拡張性はないケースが多く、大規模なビジネス展開を想定する場合はVPSの方が優位性が高いといえます。

どちらを選ぶべきか?判断基準のポイント

これまでの比較を踏まえ、自社がどちらを選択すべきかの目安を提示します。

レンタルサーバーが向いているケース

コーポレートサイトの運営やブログ、小規模なECサイトなど、一般的なWebサイト運用であればレンタルサーバーが最適です。サーバー管理にリソースを割けない場合や、コストを最小限に抑えつつ迅速にWebサイトを立ち上げたい場合に強力な選択肢となります。株式会社ドラマでも、運用の手間を省きたい企業様には、管理が容易なサーバー環境を推奨することが多くあります。

VPSが向いているケース

独自のWebアプリケーション開発や、大規模なデータベースを伴うシステム、さらには複数のサイトを高度なセキュリティ環境下で管理したい場合にはVPSが適しています。また、将来的なトラフィック増加が見込まれるサービスや、特定のミドルウェアを動作させる必要がある場合も、VPS一択となります。技術者が社内にいる、あるいは外部の構築支援を活用できることが前提となりますが、ビジネスの成長に合わせた柔軟な基盤構築が可能です。

ビジネス利用で失敗しないための注意点

サーバー選びで最も多い失敗は「安さだけで選んでしまい、必要な機能が足りなかった」あるいは「高機能なVPSを導入したが、管理ができず放置状態になった」というパターンです。ビジネスで利用する場合、ダウンタイム(サーバー停止時間)による損失は無視できません。自社でどこまで管理可能なのか、どのような障害対応が必要なのかを事前に明確にする必要があります。サーバー構築や運用に不安がある場合は、インフラのプロフェッショナルによるコンサルティングを受けることで、結果的にコストパフォーマンスの高いシステム運用が可能になります。

まとめ

レンタルサーバーは「手軽さとコスト」に優れ、VPSは「自由度と安定性」に優れています。それぞれの違いを正しく理解し、現在のビジネス規模と将来の展望に合わせた選択をすることが、Web戦略を成功させる第一歩となります。サーバー選びやインフラの構築、その後の運用保守にお困りの際は、ぜひ株式会社ドラマへご相談ください。お客様のニーズに最適なサーバー環境をご提案し、安定したビジネス運営をサポートいたします。

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