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2017.05.13

業種別のコンバージョン率(CVR)平均値とは?目標設定と改善のポイントを解説

業種別のコンバージョン率(CVR)平均値とは?目標設定と改善のポイントを解説

Webサイトの運用において、最も重要な指標の一つがコンバージョン率(CVR)です。自社のサイトが十分な成果を上げているのか判断するため、他社の平均値を知りたいと考える担当者の方は少なくありません。しかし、コンバージョン率は業種や商材、デバイスによって大きく変動します。本記事では、主要な業種別の平均値から、目標設定の考え方、そして数値向上のための具体的な改善策まで詳しく解説します。株式会社デラマの知見を活かし、単なる数値の比較にとどまらない、成果に直結する視点を提供します。

目次

コンバージョン率(CVR)の基本と計算方法

コンバージョン率(Conversion Rate)とは、Webサイトを訪れたユーザーのうち、あらかじめ設定した成果(コンバージョン)に至った割合を指します。計算式は「コンバージョン数 ÷ セッション数(訪問数) × 100」で算出されます。

例えば、サイト訪問者が1,000人で、そのうち商品購入や問い合わせが10件発生した場合、コンバージョン率は1%となります。この数値を把握することで、広告費の投資対効果や、Webサイトの導線設計が適切かどうかを客観的に評価できるようになります。

【業種別】コンバージョン率の平均値

コンバージョン率の平均は、取り扱う商材の価格帯や検討期間の長さに比例して変化します。一般的なWebサイトの平均値は1%から3%程度と言われていますが、具体的な内訳を見ていきましょう。

ECサイト(BtoC)の平均値

一般消費者向けのECサイトの場合、平均的なコンバージョン率は2%から4%程度です。ただし、日用品や低単価のアイテムは購入のハードルが低いため、5%を超えるケースも見受けられます。一方で、高級ブランド品や家具などの高価格帯商品は、慎重な比較検討が行われるため、1%を下回ることも珍しくありません。

BtoBビジネスの平均値

法人向けのBtoBサイトでは、最終的な成約(受注)ではなく、問い合わせやホワイトペーパーのダウンロードをコンバージョンに設定することが一般的です。この場合の平均値は2%から10%と幅広くなります。サービス内容が専門的であるほど、ターゲットを絞った集客が行われるため、数値が高まりやすい傾向にあります。

リード獲得・資料請求の平均値

不動産や金融、教育などのリード獲得型サイトでは、1%から2%前後が平均的な目安です。個人情報を入力するハードルが高いため、ECサイトに比べると数値は低くなる傾向にあります。無料サンプルの提供や無料診断など、ユーザーにとって心理的負荷の低いオファーを用意している場合は、より高い数値を維持できます。

コンバージョン率を左右する3つの要因

平均値を自社と比較する際には、以下の要素が数値にどのような影響を与えているか考慮する必要があります。

流入チャネルの違い

ユーザーがどこからサイトに来たかによって、コンバージョン率は激変します。例えば、指名キーワード(社名やサービス名)による検索流入は、最初から興味がある層のため、10%を超える高い数値を出すことが多くあります。一方で、SNS広告などは潜在層へのアプローチとなるため、0.1%から0.5%程度にとどまるケースが一般的です。

利用デバイスの影響

PCとスマートフォンでは、ユーザーの行動環境が異なります。一般的に、BtoBサービスはオフィスで利用されるPCからのコンバージョン率が高く、BtoCのECサイトは通勤中や休憩中に利用されるスマートフォンでの割合が高くなる傾向にあります。スマートフォンの場合は、入力フォームの操作性が数値に直結するため、UI設計の良し悪しが顕著に現れます。

ユーザーの検討度合い

コンバージョンの定義自体も重要です。「商品購入」は決断を要するため数値が低くなり、「無料カタログ請求」は興味本位でも可能なため数値が高くなります。自社が設定しているゴールが、ユーザーのカスタマージャーニーにおいてどのフェーズに位置しているかを整理しましょう。

現実的な目標値の設定方法

平均値はあくまで目安であり、盲目的に追うべきものではありません。まずは自社の過去のデータを基準に設定することが最も現実的です。前年同期比や前月比をベースに、施策によってどれだけの上積みを目指すかを検討します。

また、目標設定時は「売上目標」から逆算する手法が有効です。目標売上を達成するために必要なコンバージョン数を出し、想定される流入数で割ることで、必要なコンバージョン率が導き出されます。この数値が業界平均から大きく逸脱している場合は、流入数を増やす施策か、単価を上げる施策の併用を検討しなければなりません。

平均値を突破し成果を最大化する改善策

競合を上回る成果を出すためには、WebサイトのUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)の徹底的な最適化が不可欠です。株式会社デラマでは、デザインとマーケティングを融合させたアプローチを重視しています。

具体的な改善策としては、まず「ファーストビュー」の改善が挙げられます。サイトを訪れた瞬間に、ユーザーが求める情報があることを確信させる必要があります。また、入力フォームの項目を最小限に抑える「EFO(入力フォーム最適化)」も、コンバージョン率を劇的に改善させる定石です。

さらに、ユーザーが抱く不安を払拭するコンテンツ(お客様の声、導入事例、よくある質問)の充実も欠かせません。数値を改善するためには、単に見た目を整えるだけでなく、ユーザーが意思決定を行うまでの心理的なハードルを一つひとつ取り除いていくプロセスが重要となります。

まとめ

コンバージョン率の平均値は、業種やビジネスモデルによって大きく異なります。自社の数値を平均と比較することは、現状の課題を見つけるための有効な手段ですが、数値の裏側にある流入経路やデバイス環境、ユーザーの心理状態を深く洞察することが、真の成果への第一歩となります。

Webサイトを「作って終わり」にせず、データに基づいた改善を繰り返すことで、平均値を超える高いパフォーマンスを引き出すことが可能です。もし自社の数値が伸び悩んでいる場合は、一度プロの視点からサイト全体を診断してみることをおすすめします。

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