お知らせ

お知らせ NEWS

2017.02.15

銀行格付けをアップさせて融資を有利にする方法|評価の仕組みと改善のポイント

銀行格付けをアップさせて融資を有利にする方法|評価の仕組みと改善のポイント

中小企業の経営において、銀行からの融資条件を左右する「銀行格付け」は非常に重要な指標です。格付けが上がれば、金利の引き下げや融資限度額の拡大といったメリットが得られます。しかし、実際に自社の格付けがどのように決まり、どうすれば改善できるのかを把握している経営者は多くありません。本記事では、銀行格付けの仕組みを紐解き、評価をアップさせるための具体的な手法を解説します。

目次

銀行格付け(債務者区分)とは?評価の仕組みを解説

銀行格付けとは、金融機関が融資先の倒産リスクをランク付けしたものです。一般的に「債務者区分」と呼ばれ、正常先から破綻先までの数段階に分類されます。銀行はこの格付けに基づいて、貸倒引当金の積み増しや金利の設定を行います。

定量評価と定性評価の違い

格付けの評価軸は、大きく分けて「定量評価」と「定性評価」の2つが存在します。定量評価は、決算書から算出される自己資本比率や収益性、返済能力などの数値データに基づく客観的な評価です。一方の定性評価は、経営者の資質や市場の成長性、技術力といった数値化しにくい要素を銀行員が総合的に判断します。中小企業の場合、定量評価が重視される傾向にありますが、定性評価を強化することで、数値を補完する評価を得られる可能性が高まります。

ランクアップが融資条件に与える影響

格付けが1段階上がるだけで、融資の条件は劇的に変化します。例えば「要注意先」から「正常先」にアップすれば、長期的な融資が受けやすくなるだけでなく、保証協会付き融資からプロパー融資への切り替えも検討しやすくなります。金利負担が軽減されることは、企業のキャッシュフロー改善に直結するため、非常に大きな価値を持ちます。

銀行格付けをアップさせるための具体的なステップ

格付けを改善するためには、場当たり的な対応ではなく、計画的な財務改善が必要です。以下の2つの側面からアプローチを進めましょう。

決算書の数値を改善する(定量評価対策)

まず取り組むべきは、自己資本比率の向上と債務償還年数の短縮です。不要な資産の売却や役員借入金の資本組み入れなどを通じて、バランスシートをスリム化してください。また、営業利益を確実に計上することも欠かせません。金融機関は、本業での稼ぐ力を示す「営業利益」と、その継続性を厳しくチェックしています。株式会社ドラマでは、こうした財務構造の抜本的な改善から支援を行っています。

経営計画書と事業報告の充実(定性評価対策)

決算数値の背景にある「ストーリー」を銀行に理解してもらうことが重要です。将来の収益見通しや業界内での強みを盛り込んだ経営計画書を作成し、定期的に進捗を報告してください。現状が赤字であっても、その原因が明確で改善の兆しが見えていれば、定性評価での加点が期待できます。銀行員にとって「納得感のある説明」を提供できるかどうかが、格付けアップの鍵を握ります。

格付け対策を成功させるための注意点

格付け対策は一朝一夕で成し遂げられるものではありません。長期的な信頼関係を構築する視点を持つことが大切です。

短期的な粉飾は逆効果を招く

格付けを良く見せようとして、不適切な会計処理を行うことは厳禁です。銀行の審査担当者はプロであり、矛盾のある決算書はすぐに見抜かれます。一度でも粉飾を疑われれば、回復不可能なほど信頼が損なわれ、融資の継続自体が危ぶまれます。誠実な情報開示を前提として、合法かつ合理的な方法での財務改善を追求してください。

メインバンクとの継続的なコミュニケーション

銀行員との接触を決算時のみに限定してはいけません。四半期ごとの試算表の提出や、新しい事業の展望について日常的に情報共有を行う習慣を身につけてください。対話を通じて銀行側の懸念事項を早期に把握できれば、先回りして対策を打つことが可能です。専門的な知見を持つコンサルタントを介して、銀行が求める情報を的確に提供する体制を整えることも有効な手段となります。

まとめ

銀行格付けのアップは、単に融資を受けやすくするだけでなく、企業の健康状態を良好に保つことと同義です。定量的な財務改善と、定性的な経営力のアピールを両立させ、銀行との強固な信頼関係を築いてください。格付け改善には専門的な財務知識が必要となるケースが多いため、必要に応じて外部の専門家へ相談することも検討しましょう。自社の格付けを客観的に見つめ直し、一歩ずつ改善を進めることが、持続的な成長への近道です。

あわせて読みたい

  • 資金調達支援サービス – 銀行格付けの改善から最適な融資の獲得までをサポートします。
  • 事業再生支援 – 財務状況の悪化から立ち直り、格付けを回復させるための伴走型支援です。
  • 経営コンサルティング – 定性評価を高める経営計画の策定や体制構築を支援します。
  • お問い合わせ – 銀行対応や格付け対策に関するご相談はこちらから承っております。