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2017.01.28

GA4が使いにくいと感じる理由とは?UAとの違いや挫折しないための設定・活用術を解説

GA4が使いにくいと感じる理由とは?UAとの違いや挫折しないための設定・活用術を解説

Googleアナリティクス4(以下、GA4)が導入されてからしばらく経ちますが、いまだに「使いにくい」「従来のユニバーサルアナリティクス(UA)の方が良かった」という声は少なくありません。マーケティング担当者にとって、解析ツールの使い勝手は業務効率に直結する重要な問題です。なぜGA4はこれほどまでに使いにくいと感じるのでしょうか。その背景には、単なる画面構成の変化だけではなく、データ計測の根本的な考え方の変化があります。この記事では、GA4が使いにくいと感じる具体的な理由を深掘りし、Webコンサルティングのプロフェッショナルである株式会社ドラマの視点を交えながら、ツールを使いこなすための解決策を詳しく解説します。

目次

GA4が「使いにくい」と言われる5つの決定的な理由

GA4の使いにくさを克服するためには、まず「なぜ使いにくいのか」という正体を正しく認識する必要があります。多くの方が感じている不満は、主に以下の5つのポイントに集約されます。

1. 計測モデルが「セッション」から「イベント」へ刷新された

UAでは「ページビュー」や「セッション」が計測の主軸でしたが、GA4ではすべてのユーザー行動が「イベント」として処理されます。例えば、ページを見た、ボタンをクリックした、動画を再生したといったアクションがすべて同じ粒度で扱われるため、従来の感覚でレポートを見ようとすると違和感を覚えるのは当然です。この概念の変化は、アプリとWebを横断して計測するために必要な進化でしたが、Webサイトの解析を中心に行ってきた担当者にとっては大きな壁となっています。

2. 標準レポートの項目が大幅に削減された

UAでは「行動」や「集客」といったメニューを開けば、あらかじめ用意された詳細なレポートがすぐに見られました。しかし、GA4の標準レポートは非常に簡素化されています。デフォルトの状態では、特定のページごとの離脱率や、詳細なユーザー属性を瞬時に把握することが難しくなっています。これは、ユーザー自身が自由に必要なレポートを作成することを前提とした設計思想によるものですが、初心者にとっては「どこに何があるかわからない」という不便さを生む原因です。

3. 指標の定義がUA時代と異なっている

GA4では、UAで馴染み深かった「直帰率」の定義が変更され、「エンゲージメント」という新しい概念が導入されました。また、セッションのカウント方法も微妙に異なっているため、UAとGA4で数値を比較した際に乖離が生じます。これまでのレポート作成ルールが通用しなくなることが、データ分析を複雑にし、使いにくさを助長しています。

4. 管理画面のUIが複雑でメニューが見つけにくい

GA4の管理画面は、プロパティ設定やデータストリーム、イベント設定などが多層構造になっており、特定の機能を設定する際にどこを操作すれば良いのか迷いやすい設計です。特に、カスタムディメンションやコンバージョンの設定など、重要な機能にアクセスするまでの工程が多く、直感的な操作がしにくい点も大きな課題といえます。

5. データの反映に時間がかかる

UAでは比較的リアルタイムに近い感覚でデータがレポートに反映されていましたが、GA4ではデータの処理に最大48時間程度の遅延が発生することがあります。施策を打った直後の反応をすぐに確認したい場合など、スピード感が求められる現場において、このタイムラグは大きなストレスとなります。

「使いにくい」を解消するための3つのステップ

GA4の性質を理解した上で、具体的にどのように改善していけば良いのでしょうか。株式会社ドラマでは、以下の3つのステップによる環境整備を推奨しています。

ステップ1:よく使うレポートをカスタマイズして固定する

GA4には「ライブラリ」という機能があり、標準レポートの左側メニューを自由に組み替えることができます。自社のKPIに関連性の高い指標だけを表示させるようにカスタマイズすることで、不要な情報を削ぎ落とし、UAに近い感覚でレポートを閲覧できるようになります。自分たちが「毎日見る項目」を最上位に配置することが、使い勝手を向上させる第一歩です。

ステップ2:探索レポートを積極的に活用する

標準レポートで物足りない場合は、「探索」機能を使用します。自由形式、目標到達プロセス、経路探索といったテンプレートを活用することで、特定のユーザー行動を詳細に深掘りすることが可能です。最初は難しく感じるかもしれませんが、一度テンプレートを作ってしまえば、それ以降は変数を入れ替えるだけで高度な分析ができるようになります。

ステップ3:Looker Studioとの連携で可視化を自動化する

GA4の管理画面そのものを操作することに限界を感じる場合は、Googleの無料ダッシュボードツール「Looker Studio」の活用が非常に有効です。GA4から必要なデータだけを抽出し、見やすいグラフや表で構成された独自のレポートを作成できます。共有も容易なため、社内報告用のレポートとしても最適です。株式会社ドラマでも、クライアント様の業務効率化のためにLooker Studioによる可視化支援を積極的に行っています。

GA4運用で挫折しないための本質的な考え方

ツールの設定技術も重要ですが、それ以上に大切なのが向き合い方です。

すべてを計測しようとしない

GA4は多機能ゆえに、あらゆるイベントを計測しようとして設定が複雑化し、結果としてデータが濁ってしまうケースが見受けられます。まずはビジネスの成果に直結する「最重要コンバージョン」と、それに付随する数数の主要なアクションに絞って計測を設計することが、運用を長続きさせるコツです。

社内でのデータ定義を明確にする

GA4の数値がUAと異なることを前提に、「自社ではどの数値を正解とするか」というルールを定義しておくことが重要です。前年比の比較が難しい時期もありますが、新しい基準値を早期に設定し、チーム全体で認識を共有することで、数値の不整合による混乱を避けることができます。

株式会社ドラマが提供するGA4活用支援

GA4の導入や活用に課題を感じている企業様に対し、株式会社ドラマでは専門的な知見に基づいたコンサルティングを提供しています。単なる設定代行にとどまらず、お客様のビジネスモデルに合わせた最適な計測設計から、現場担当者が使いこなせるようになるまでの教育支援、Looker Studioを活用したダッシュボード構築まで幅広くサポートいたします。GA4の使いにくさを解消し、本来の目的である「データに基づく意思決定」を実現するために、私たちが伴走いたします。

まとめ

GA4が使いにくいと感じる最大の理由は、従来のUAとは全く異なる設計思想に基づいているためです。しかし、プライバシー保護の強化やAIによる予測機能など、今後のマーケティングには欠かせない機能が数多く搭載されています。まずはライブラリ機能やLooker Studioを活用し、自分たちにとって見やすい環境を整えることから始めてみてください。もし自社での対応が難しいと感じる場合は、専門家の力を借りることも一つの有効な手段です。データの海で迷子になる前に、まずは現在の計測状況を整理することから着手しましょう。

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