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2016.10.01

リース契約を中途解約する際のリスクと対処法|損をしないための判断基準を解説

リース契約を中途解約する際のリスクと対処法|損をしないための判断基準を解説

ビジネスにおいて複合機や車両、IT機器などの導入に欠かせないリース契約ですが、経営状況の変化や設備の老朽化に伴い「解約したい」と考える場面は少なくありません。しかし、リース契約は一般的なレンタルとは異なり、原則として中途解約が認められない仕組みになっています。安易に解約を進めようとすると、多額の違約金が発生し、企業のキャッシュフローに大きなダメージを与える可能性も否定できません。本記事では、リース契約を解約したい場合に直面する法的制約や、発生する費用の内訳、そして損失を最小限に抑えるための具体的なステップについて、株式会社ドラマの視点を交えて詳しく解説します。

目次

リース契約が原則として中途解約できない理由

多くの企業が「不要になったら返却すればよい」と考えがちですが、リース契約の多くを占める「ファイナンス・リース」には、法律および契約上の強い制約が存在します。なぜ中途解約が難しいのか、その背景を理解することがトラブル回避の第一歩です。

ファイナンス・リースの法的性質

ファイナンス・リースとは、顧客が希望する物件をリース会社が代わりに購入し、長期間にわたってその代金を分割して支払う仕組みです。これは実質的に「物件を担保にした金融取引」に近い性質を持っています。リース会社は契約満了までに物件の購入代金、金利、諸経費を全額回収することを前提として採算を立てているため、途中で解約されると計画していた収益が確保できなくなります。このため、日本の契約慣習では「フルペイアウト(全額回収)」と「ノンキャンセラブル(解約不能)」が原則とされています。

レンタル契約との根本的な違い

レンタルとリースの最大の違いは、契約期間と解約の自由度です。レンタルは不特定多数に貸し出すことを目的としており、比較的短期間かつ自由な解約が可能です。対してリースは、特定の企業が特定の物件を独占的に使用するために組まれます。解約したいと思った時点で、その物件にはリース会社が立て替えた代金の残債が残っており、その負債を清算しない限り契約を終わらせることはできません。この認識のずれが、解約時のトラブルを招く要因となります。

中途解約時に発生する「解約精算金」の仕組み

やむを得ない事情で解約を選択する場合、リース会社から提示されるのが「解約精算金」です。この金額は想像以上に高額になるケースが多く、事前のシミュレーションが不可欠です。

残債務の一括支払い義務

解約精算金の主軸となるのは、残りのリース期間に支払うはずだった「未払リース料の合計」です。例えば、月額5万円のリースが残り24ヶ月ある場合、少なくとも120万円の支払い義務が残ります。リース会社によっては、ここから規定の割引率を適用して算出することもありますが、基本的には残債の全額を支払う必要があると考えて間違いありません。物件を返却したとしても、その価値が残債を上回ることは稀であり、返却のみで精算が完了することはまずありません。

損害金や事務手数料の加算

残債務に加えて、解約に伴う損害金(違約金)や事務手数料、物件の返却費用などが加算されます。損害金は契約書に明記されているケースが多く、残債の数パーセントから10パーセント程度が上乗せされることもあります。また、物件の撤去費用や運送費用がユーザー負担となる場合、これらもコストとして計上しなければなりません。解約したいという動機が「経費削減」であるなら、これらの清算金が将来支払う予定のリース料の総額と比較して本当に得策かを慎重に判断する必要があります。

リース契約を解約したいときに検討すべき3つの方法

解約精算金を支払う余裕がない、あるいは損失を少しでも減らしたい場合には、単なる「解約」以外の選択肢も検討すべきです。

リース物件の買い取りと売却

リース期間中に物件を買い取り、その後中古市場で売却する方法があります。残債を一括清算して所有権を移転させた後、専門の業者に売却することで、売却益を解約精算金の一部に充当できます。特に車両や資産価値の下がりにくい特殊機械などの場合は、この方法で実質的な負担を大幅に軽減できる可能性があります。ただし、これにはリース会社の承諾と、まとまった現金(買い取り資金)が必要です。

リース契約の他社への承継

もし、関連会社や知人の企業がその設備を必要としているのであれば、契約そのものを引き継ぐ「リース承継」が可能です。これを活用すれば、自社は解約精算金を支払うことなく契約から離脱できます。手続きにはリース会社の審査が必要になりますが、残債務がそのまま移行されるため、三者にとってメリットがある解決策となり得ます。ただし、承継先が見つかるケースは限られているのが現状です。

条件変更(リスケジュール)の交渉

解約したい理由が一時的な資金繰りの悪化であるなら、解約ではなく「支払い条件の変更」をリース会社に打診することも一つの手です。支払期間を延長して月額料金を下げる、あるいは一定期間の支払いを猶予してもらう交渉です。リース会社側も、倒産して一銭も回収できなくなるよりは、条件変更に応じて回収を継続する方を好む場合があります。ただし、これはあくまで「支払いの先延ばし」であり、総支払額が増える可能性がある点には注意が必要です。

固定費を見直してWebマーケティングへ投資するメリット

リース契約の解約を検討する背景には、事業構造の変化があるはずです。物理的な設備への過剰な投資を見直し、より柔軟で収益に直結する分野へリソースを配分することが、現代の経営には求められています。

物理資産からデジタル資産へのシフト

これまでのビジネスモデルでは、立派なオフィスや最新のOA機器などの物理的な資産が信頼の証とされてきました。しかし、現在はWebサイトやSNSアカウント、広告運用データといった「デジタル資産」が収益の柱となる時代です。一度契約すると縛りの強いリース資産とは異なり、Webマーケティングは成果に応じて投資額を柔軟に調整できる強みがあります。無駄なリース料を払い続けるのではなく、その資金をWeb集客やDX(デジタルトランスフォーメーション)に充てることで、売上の最大化を狙うべきです。

株式会社ドラマが提案する利益を生むコスト最適化

株式会社ドラマでは、企業のマーケティング活動を最適化し、無駄なコストを利益に変えるサポートを行っています。リース契約の見直しによって捻出した資金を、Meta広告やGoogle広告、Instagram運用などのWeb施策に転換することで、単なる「経費削減」ではなく「攻めの投資」へと変貌させることが可能です。物理的な設備に縛られない、時代に即したビジネス基盤の構築をご提案します。経営の足かせとなっている固定費を、未来を切り拓くためのデジタル戦略へと活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

リース契約を解約したい場合、原則として残債務の一括支払いや違約金の発生は避けられません。安易な判断で解約を急ぐのではなく、解約精算金の詳細を把握し、買い取りや承継といった代替案を含めて慎重に検討することが重要です。また、これからの経営においては、解約不能な重い固定費を抱え続けるリスクを再認識し、より投資対効果の高いデジタル領域へリソースをシフトしていく姿勢が求められます。今の契約が本当に自社の成長に寄与しているのかを冷静に見極め、最適な資産管理を進めていきましょう。

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