お知らせ

お知らせ NEWS

2016.09.27

FAXの誤送信を防ぐ具体策と万が一の対処法|企業が取り組むべき情報漏洩対策

FAXの誤送信を防ぐ具体策と万が一の対処法|企業が取り組むべき情報漏洩対策

ビジネスの現場において、FAXは依然として重要な通信手段の一つです。しかし、その手軽さゆえに「番号の打ち間違い」や「送信先の選択ミス」といった人為的なミスが絶えません。一度発生したFAXの誤送信は、企業の機密情報や顧客の個人情報が第三者に渡ることを意味し、信用の失墜だけでなく損害賠償といった法的リスクにもつながる重大な問題です。この記事では、FAXの誤送信が起こるメカニズムから、実効性の高い防止策、さらには万が一ミスが発生した際の迅速な対応フローまで、オフィス機器の専門家の視点で詳しく解説します。株式会社ドラマが提供する複合機の活用術を含め、リスク管理を徹底するための知識を深めていきましょう。

目次

FAX誤送信が引き起こす重大なリスク

FAXの誤送信は、単なる「操作ミス」では済まされない大きな影響を及ぼします。デジタル化が進む現代においても、契約書や発注書、請求書など、機密性の高い書類がFAXでやり取りされる機会は多いためです。ここでは、誤送信が招く具体的なリスクについて確認します。

個人情報や機密情報の漏洩

最も懸念されるのは、情報の外部流出です。宛先を間違えて送信してしまった場合、その書類に記載されている顧客の氏名、住所、電話番号、さらには企業の取引条件や技術情報が、本来見せるべきではない第三者の目に触れることになります。一度送信された紙媒体は、デジタルデータのように遠隔で消去することができないため、流出の影響を食い止めるのが非常に困難です。

企業の社会的信頼の低下

情報の取り扱いが杜撰であるという評価は、企業のブランドイメージを大きく傷つけます。取引先や顧客は「この会社に情報を預けても大丈夫だろうか」という不安を抱くようになり、既存の取引の中止や、新規案件の獲得機会の喪失につながる恐れがあります。一度失った信頼を回復するには、長い年月と多大な努力が必要です。

損害賠償や法的責任の発生

重大な個人情報の漏洩が発生した場合、個人情報保護法に基づいた是正勧告や、被害者からの損害賠償請求を受ける可能性があります。特にBtoBの取引において、守秘義務契約に違反したとみなされた場合、多額の賠償金が発生するケースも珍しくありません。企業の経営基盤を揺るがす事態になりかねないことを、全社員が認識しておく必要があります。

なぜFAXの誤送信は発生するのか?主な原因

ミスを未然に防ぐためには、まず「どこで間違いが起こりやすいのか」を知ることが重要です。誤送信が発生する典型的なパターンを把握し、自社の運用に当てはめて考えてみましょう。

手動入力による番号の打ち間違い

FAX番号をダイヤルボタンで直接入力する際に、隣り合った数字を押し間違えたり、一桁飛ばしてしまったりするケースが非常に多く見られます。特に急いでいる時や、電話の着信など他の業務に気を取られている時に発生しやすいため、注意が必要です。

ワンタッチダイヤルの登録・選択ミス

短縮ダイヤルやワンタッチボタンは便利ですが、登録されている名称が似ている場合、選択を誤るリスクがあります。また、取引先の番号変更があったにもかかわらず、古い情報をそのままにしていたために、全く別の第三者に届いてしまうといった事象も頻発しています。

送信表の取り違えや裏表のセットミス

送信する書類そのものを間違えてしまうケースもあります。複数の宛先に同時にFAXを送る際、書類が混ざってしまうことや、FAX機の原稿セット方向を間違い、裏面の白紙を送ってしまう、あるいは全く別の不要な書類を送ってしまうといった、初歩的ながら致命的なミスも原因の一つです。

今日から実行できるFAX誤送信防止策

人為的なミスを完全にゼロにするのは難しいですが、運用ルールを見直すことでリスクを最小限に抑えることが可能です。具体的な対策を紹介します。

ダブルチェック体制の徹底

重要な書類を送信する際は、送信者本人だけでなく、もう一人が宛先番号と送信書類を確認する「二人体制」をルール化するのが効果的です。指差し確認を行うだけで、入力ミスや選択ミスの多くを未然に防ぐことができます。

宛先表(アドレス帳)の定期的な見直し

複合機に登録されているアドレス帳は、半年に一度など定期的にクレンジングを行いましょう。既に取引が終了している企業や、移転・統合によって番号が変わった情報を削除することで、選択ミスを構造的に減らすことができます。また、登録名には必ず会社名だけでなく部署名や担当者名を明記し、識別しやすく工夫することも重要です。

手動入力の制限と機能制限の設定

多くの複合機には、セキュリティ設定機能が備わっています。例えば、宛先番号を2回入力させる「番号再入力機能」を有効にすれば、一度目の打ち間違いを防ぐことができます。また、未登録の番号への直接入力を禁止し、管理者が承認した宛先のみに送信できるように設定するのも、極めて有効な対策です。

万が一誤送信してしまった時の迅速な初動対応

対策を講じていても、ミスが発生してしまう可能性は拭えません。その際に最も重要なのは、隠蔽せずに迅速かつ誠実に対応することです。

速やかな誤送信先の特定と連絡

送信履歴を確認し、どこの誰に送ってしまったのかを直ちに特定します。判明次第、まずは電話で連絡を入れましょう。事情を説明し、本来の宛先ではないことを伝えた上で、届いた書類の取り扱い(破棄や返送)をお願いします。この際、誠心誠意の謝罪を伝えることが、二次被害を防ぐ鍵となります。

書面による謝罪とデータの破棄依頼

電話での連絡後、改めて書面にて経緯の説明と謝罪を行います。誤送信した情報の種類や、今後の対策を明記するとともに、誤って届いた書類の完全な破棄を依頼する「破棄証明」を求める場合もあります。これらの一連の対応は、記録として残しておくことが重要です。

社内での再発防止策の策定と報告

発生したミスを個人の責任に帰するのではなく、組織的な課題として捉えましょう。なぜそのミスが起きたのか、既存のルールに不備はなかったかを分析し、具体的な再発防止策を策定します。必要に応じて、個人情報保護委員会への報告や、公表を検討する必要があるかもしれません。

技術で防ぐ!セキュリティ機能付き複合機の導入

運用ルールだけでなく、最新のオフィス機器を活用することで、より強固な防御壁を築くことができます。株式会社ドラマでは、誤送信防止機能を搭載した最新の複合機(MFP)の選定から導入、保守までをトータルでサポートしています。宛先確認の自動ポップアップ機能や、送信保留機能、PCから直接FAXを送るペーパーレスFAXの活用など、貴社の業務スタイルに合わせた最適な環境を提案します。ハードウェアの側面からセキュリティを強化したいとお考えの際は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

FAXの誤送信は、いつどの企業でも起こり得るリスクです。しかし、その原因の多くは人為的な操作に起因するものであり、適切な運用ルールの策定と、セキュリティ機能に優れたオフィス機器の活用によって、発生確率を劇的に下げることができます。情報漏洩は企業の存続に関わる重大な事態を招きかねません。現在のFAX運用の見直しを行い、安全で安心なビジネス環境を整えていきましょう。

関連記事