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2016.08.21

ホームページ制作を成功に導く定款の知識と事業目的の最適な定め方

ホームページ制作を成功に導く定款の知識と事業目的の最適な定め方

新しく事業を立ち上げる際や、既存の事業をデジタル化していく過程で、ホームページ制作は欠かせないステップとなります。しかし、Webサイトを制作し、実際にビジネスを運用していく前段階で、企業の根本原則である「定款」との整合性を確認しておくことは極めて重要です。定款に記載された事業目的と、制作するWebサイトで展開する事業内容が乖離していると、銀行融資や取引先との契約において思わぬ支障をきたす可能性があるためです。本記事では、ホームページ制作を検討している企業担当者や起業家に向けて、定款に記載すべき項目や電子公告の重要性、そしてWeb戦略を法的な側面から支えるためのポイントを詳しく解説します。

目次

ホームページ制作と定款の密接な関係性

企業が活動する上で、その拠り所となるのが定款です。特に「事業目的」の項目は、その会社が法的になんの業務を行うことができるのかを公的に示す役割を持っています。ホームページ制作においても、この定款との整合性は無視できません。

事業目的(目的条項)の重要性

定款に記載される事業目的は、法人の権利能力の範囲を決定します。つまり、記載されていない事業を行うことは、厳密には法人の目的外の行為とみなされる恐れがあります。Webサイトを通じて商品を販売したり、サービスを提供したりする場合、その活動が定款に記載された目的の範囲内である必要があります。特に、将来的にWebコンサルティングやオンラインサロン、ECサイト運営などを視野に入れているのであれば、あらかじめ広範かつ適切な文言を定款に含めておくことが求められます。

Webサイトでの事業内容との整合性

金融機関から融資を受ける際や、大手企業と取引を開始する際、必ずと言っていいほどホームページの内容と登記事項証明書(定款の内容が反映されたもの)の照合が行われます。ホームページで華々しく展開している事業が、定款の事業目的に一行も記載されていない場合、実態のない会社ではないかという疑念を抱かれるリスクがあります。信頼されるWebサイト構築の第一歩は、こうした法的な土台を整えることにあると言えるでしょう。

事業目的に含めるべき具体的な文言案

ホームページ制作やWeb関連のビジネスを行う際、定款にはどのような文言を記載すべきでしょうか。ここでは、一般的な事業目的の書き方を紹介します。

自社サイト運営を目的とする場合

自社の製品をインターネット上で紹介したり、販売したりする場合は、「インターネットを利用した各種物品の販売」や「インターネットによる情報の提供サービス業」といった文言が一般的です。また、広告収入を目的としたメディアサイトを運営する場合は、「インターネットを利用した広告代理業及び広告宣伝に関する業務」といった表現を追加することで、Webサイトを通じた収益化の法的根拠を明確にできます。

Web制作を請け負う事業を展開する場合

他社のホームページ制作を受託する、あるいはWebシステムを開発する事業を行う場合は、より具体的な記載が必要です。具体的には「ウェブサイト、ウェブコンテンツ、その他インターネットを利用した各種コンテンツの企画、制作、運営及び管理」や「コンピュータソフトウェアの企画、設計、開発、販売及び保守業務」といった表現がよく用いられます。これらの文言を網羅しておくことで、ビジネスの拡張性に柔軟に対応できるようになります。

電子公告を定款に定めるメリットと実務

株式会社には、決算公告などの重要な事項を一般に知らせる「公告」の義務があります。近年では、これを自社のWebサイト上で行う「電子公告」を選択する企業が増えています。

電子公告とは何か

従来、企業の公告は官報や日刊新聞紙への掲載が主流でした。しかし、これらの媒体への掲載には多額の費用がかかる場合があります。これに対し、電子公告は自社のホームページ上に情報を掲載することで、コストを大幅に抑えつつ義務を果たすことが可能です。これを実現するためには、定款に「公告の方法は、電子公告により行う」旨を明記する必要があります。

定款への記載方法とWebサイトへの掲載

定款に電子公告を選択することを記載する場合、併せて公告を掲載するWebサイトのURLも登記する必要があります。ホームページ制作の段階で、電子公告専用のページ(IRページや会社概要ページの下部など)を設ける設計にしておくとスムーズです。ただし、電子公告には「5年間の中断なき継続掲載」などの厳格なルールがあるため、サーバーの安定性やセキュリティ対策もしっかりと考慮した制作会社選びが重要となります。

定款変更のタイミングで行うべきWeb戦略の再構築

事業の多角化や組織変更に伴い、定款を変更する機会は少なくありません。このタイミングこそ、ホームページをリニューアルし、Web戦略を再定義する絶好の機会です。

新規事業立ち上げ時の見直し

新しい事業を定款に追加した際、その情報をホームページに即座に反映させることで、市場へのアナウンス効果が高まります。Webサイトは単なる紹介ツールではなく、最新の定款に基づいた「生きた企業の姿」を映し出す鏡であるべきです。新しい事業目的に合わせ、ターゲット層を再定義し、コンテンツを最適化することで、検索エンジンからの評価も得やすくなります。

対外的な信頼性を担保する情報公開

透明性の高い経営を行っていることを示すため、定款の一部や事業目的をホームページ上で公開することも有効な手段です。特にBtoBビジネスにおいては、取引先のコンプライアンスチェックが厳格化しています。ホームページ上で自社の事業領域が定款に即したものであることを示す構造(例えば、会社概要ページへの明記など)を持たせることで、成約率の向上に寄与します。

まとめ

ホームページ制作と定款は、一見すると無関係に思えるかもしれません。しかし、企業のデジタル戦略を長期的に安定させるためには、法的な基盤である定款と、対外的な顔であるWebサイトを密接にリンクさせることが不可欠です。事業目的に適した文言の選定や、電子公告の導入によるコスト削減など、戦略的な視点を持ってホームページ制作に取り組むことが、企業の成長を加速させる鍵となります。株式会社ドラマでは、単なるデザイン制作に留まらず、お客様のビジネスモデルや将来の展望に合わせたWeb活用の提案を行っています。法的な整合性を踏まえた、信頼されるWebサイト構築をお考えの際は、ぜひご相談ください。

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