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2016.08.18

ホームページ制作で無視できない下請法の重要性と遵守すべきルール

ホームページ制作で無視できない下請法の重要性と遵守すべきルール

Webサイトの制作やシステム開発を外部に委託する際、必ず確認しなければならないのが「下請法(下請代金支払遅延等防止法)」です。特にホームページ制作の現場では、仕様変更や修正作業が頻繁に発生するため、意図せず法に抵触してしまうリスクが潜んでいます。本記事では、Web制作における下請法の適用範囲や、発注者・受注者が双守るべき義務と禁止事項について、株式会社ドラマが専門的な視点から詳しく解説します。健全な取引関係を築き、ビジネス上のトラブルを回避するための知識を深めていきましょう。

目次

下請法とは?ホームページ制作における適用条件

下請法は、取引上の立場が強い親事業者による「優越的地位の乱用」を防ぎ、下請事業者の利益を守るための法律です。ホームページ制作においても、特定の条件を満たす場合にはこの法律が厳格に適用されます。

資本金区分による適用範囲の定義

下請法が適用されるかどうかは、発注側(親事業者)と受注側(下請事業者)の資本金サイズによって決まります。Web制作やプログラム開発、デザイン制作などの「情報成果物作成委託」の場合、以下の区分が基準となります。

親事業者の資本金が5,000万円超で、下請事業者の資本金が5,000万円以下(個人事業主を含む)の場合、あるいは親事業者の資本金が1,000万円超5,000万円以下で、下請事業者の資本金が1,000万円以下の場合に適用されます。この資本金要件を満たす取引であれば、たとえ単発の少額案件であっても下請法の対象となる点に注意が必要です。

ホームページ制作で対象となる取引内容

Web制作の実務において、下請法の対象となるのは主に「情報成果物作成委託」に該当する業務です。これには、Webサイトの企画・構成、デザイン制作、HTMLやCSSによるコーディング、JavaScriptやPHPを用いたシステム開発などが含まれます。また、既存サイトの保守メンテナンス業務を外部委託する場合も、「役務提供委託」として下請法の対象になることがあります。

親事業者が守るべき4つの義務

下請法が適用される取引において、親事業者は以下の4つの義務を果たす必要があります。これらを怠ると、公正取引委員会からの勧告や社名の公表といったリスクが生じます。

書面の交付義務(3条書面)の重要性

発注に際しては、業務内容、下請代金の額、支払期日、納品日などを記載した書面を直ちに交付しなければなりません。これを「3条書面」と呼びます。Web制作では仕様が曖昧なまま作業が進行しがちですが、口頭での発注や、内容が不十分なメールのみでの依頼は義務違反となる可能性が高いといえます。株式会社ドラマでは、後のトラブルを防ぐためにも、明確な仕様を記載した発注書の発行を推奨しています。

下請代金の支払期日を定める義務

親事業者は、成果物の納品を受けた日から起算して60日以内、かつできる限り短い期間内で下請代金の支払期日を定める必要があります。納品物の検収が終わっていないことを理由に支払いを遅らせることは認められません。たとえ自社のクライアントからの入金が遅れたとしても、下請事業者への支払いは定められた期日までに行う義務があります。

絶対にやってはいけない11の禁止事項

親事業者の行為として、下請法では11項目の禁止事項が定められています。その中でもWeb制作の現場で特に注意すべきポイントを確認しましょう。

不当な代金減額と支払遅延の防止

あらかじめ決めた下請代金を、発注後に「予算が足りなくなった」「期待していたクオリティに届いていない」といった理由で一方的に減らすことは、いかなる理由があっても禁止されています。また、支払期日を過ぎても代金を支払わない「支払遅延」も厳禁です。遅延した場合は、年率14.6%の遅延利息を支払う義務が生じます。

やり直しや追加修正の要求に関する注意点

Web制作で最もトラブルになりやすいのが、不当な「やり直し」の要求です。下請事業者に責任がないにもかかわらず、納品後に「やっぱりデザインを変更したい」「機能を追加してほしい」と無償で修正を命じることは、下請法違反となる恐れがあります。仕様変更が生じた場合には、適切に追加費用を算出の上、新たな発注書面を交わすことが求められます。

トラブルを防ぐためのWeb制作実務のポイント

下請法を遵守し、円滑にプロジェクトを進めるためには、発注前に入念な準備を行うことが不可欠です。まず、Webサイトの要件定義を明確にし、どこまでが基本料金の範囲内で、何が追加費用になるのかを事前に合意しておくことが重要になります。また、検収基準を曖昧にせず、どの状態をもって「納品完了」とするかを契約段階で規定しておくことで、不当な返品や修正要求のリスクを低減できます。株式会社ドラマが提供するWeb制作サービスでは、透明性の高い取引を心がけ、お客様と制作パートナーの双方が安心して取り組める体制を構築しています。

まとめ

下請法は、単なる形式的な法律ではなく、Web制作業界における適正な取引を維持するための重要なルールです。発注側は義務と禁止事項を正しく理解し、受注側も自身の権利を知ることで、不要なトラブルを回避できます。万が一、下請法に抵触するような状況に直面した場合は、放置せずに専門家や公正取引委員会へ相談することも検討してください。信頼できるパートナーとともに、Webビジネスの成長を目指しましょう。

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