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2016.08.16

ホームページ制作の違約金トラブルを未然に防ぐ!契約解除の費用相場と注意点を解説

ホームページ制作の違約金トラブルを未然に防ぐ!契約解除の費用相場と注意点を解説

Webサイトの制作を外部の制作会社に依頼する際、多くの企業が不安に感じるのが「途中でプロジェクトが中止になったらどうなるのか」という点です。制作の進行状況や契約内容によっては、多額の違約金が発生する可能性も否定できません。株式会社ドラマでは、お客様との信頼関係を第一に考え、透明性の高い契約プロセスを重視しています。本記事では、ホームページ制作における解約の仕組みや違約金の相場、トラブルを回避するために確認すべき契約書のポイントを専門的な視点から詳しく解説します。

目次

ホームページ制作における違約金(中途解約)の基礎知識

ホームページ制作の契約は、法律上「請負契約」または「準委任契約」に分類されるのが一般的です。どちらの形態であっても、依頼主(発注者)側からの都合で一方的に解約を行う場合には、それまでに発生したコストを補填する義務が生じます。この補填費用が、実質的な違約金としての性質を持ちます。

制作会社が違約金を請求する正当な理由

制作会社は、プロジェクトが開始された瞬間にリソースを確保します。ディレクター、デザイナー、エンジニアといった専門スタッフの工数を割り当てるため、他の案件を断っているケースも少なくありません。もし途中でプロジェクトが白紙になれば、それまでにかかった人件費や機会損失は甚大です。そのため、進行度に応じた費用請求は、制作会社の経営を守るための適正な手段といえます。

法律から見た中途解約と損害賠償の関係

民法第641条では、請負人が仕事を完成しない間は、注文者はいつでも損害を賠償して契約の解除ができると定められています。ここでの「損害」には、既にかかった費用だけでなく、その仕事が完成していれば得られたはずの利益も含まれる場合があります。ただし、法外な金額の請求が許されるわけではなく、あくまで実損に基づいた合理的な範囲である必要があります。

制作フェーズごとの違約金・解約費用の相場

解約時に支払うべき金額は、プロジェクトがどの段階まで進んでいるかによって大きく変動します。ここでは一般的なWeb制作業界の慣習に基づいた目安を紹介します。

契約締結後から着手金支払いまでの段階

契約を結んだ直後で、まだ具体的な実務(ヒアリングや要件定義)が始まっていない場合、着手金相当額を解約金とするケースが多く見られます。着手金は通常、制作費全体の20パーセントから50パーセント程度に設定されているのが通例です。この段階での解約は、事務手数料やスタッフの確保費用としての意味合いが強くなります。

デザイン確定からコーディング進行中の段階

主要なページのデザインが完了し、プログラムの実装(コーディング)に入っている段階での解約は、最もトラブルになりやすいポイントです。この時期は工数の大半を消化しているため、制作費の70パーセントから90パーセント、場合によっては全額の支払いを求められることも珍しくありません。株式会社ドラマでは、こうした段階的なコスト発生についても事前に丁寧な説明を心がけています。

納品直前および運用保守契約の解約

サイトがほぼ完成している状態での解約は、実質的に契約完了とみなされ、全額の支払い義務が生じます。また、公開後の「運用保守契約」については、契約期間(例:1年更新)が定められていることが多く、期間途中の解約には残りの月数分の保守料を一括で支払うといった「残期間の精算」が求められるのが一般的です。

違約金トラブルを防ぐために契約書で確認すべき4つの条項

トラブルを避ける最善の策は、契約を交わす前に「解約時のルール」を明確にしておくことです。以下の4項目は、必ずチェックするようにしてください。

中途解約に関する明確な規定

「注文者はいつでも解約できる」という文言だけでなく、「その際の費用負担はどう算出するか」まで記載されているかが重要です。例えば、「履行済みの割合に応じて支払う」といった具体的な基準があることで、不当な請求を防ぐ抑止力になります。

制作成果物の著作権の所在

万が一解約することになった場合、それまでに作成されたデザインデータやソースコードをどう扱うかも論点になります。違約金を支払う代わりに、作成済みのデータを受け取ることができるのか、あるいは一切の使用が禁止されるのか。この点は、その後のWeb戦略に大きく影響します。

再委託に関する合意事項

制作会社が一部の業務を外部のパートナーに再委託している場合、解約によって再委託先へのキャンセル料が発生することもあります。これらの実費が発注者側の負担になるのかどうかを確認しておくと、予期せぬ出費を抑えられます。

支払い条件と実費精算のルール

一括払いなのか分割払いなのかといった支払い条件に加え、解約時の「実費」の定義を確認しましょう。ドメインやサーバーの取得代行費用など、既に外部サービスへ支払ってしまった費用は、いかなる場合も返金されないのが基本です。

円満に解約交渉を進めるための実践的な手順

どうしても解約が必要になった際は、感情的な対立を避け、論理的に交渉を進めることが大切です。

解約の理由を整理し書面で通知する

まずはなぜプロジェクトを中止するのか、その理由を社内で明確にします。制作会社側の不備(納期遅延など)が原因であれば、違約金の減額を求める正当な理由になります。意思表示は電話だけでなく、必ずメールや内容証明郵便などの記録に残る形で行いましょう。

これまでの成果物の引き渡しを協議する

支払うべき費用に納得ができれば、次は「どこまでの成果物をもらえるか」を話し合います。完全に白紙にするのではなく、作成済みの構成案やワイヤーフレームを買い取ることができれば、将来別の会社に依頼する際のコスト削減につながる可能性があります。

まとめ

ホームページ制作における違約金は、制作会社が投じた労力と時間を守るための正当な対価です。一方で、発注者側としても、不明瞭な請求には毅然とした対応が必要です。最も重要なのは、契約前に「もしもの時」の取り決めを双方が納得いくまで話し合っておくことです。株式会社ドラマでは、こうした契約上の不安を解消し、お客様が安心してビジネスのデジタル化に取り組める環境を提供しています。Webサイト制作に関するご不安やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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