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2016.06.28

ホームページ制作費の勘定科目は?仕訳の基準と資産計上の判断ポイントを解説

ホームページ制作費の勘定科目は?仕訳の基準と資産計上の判断ポイントを解説

ビジネスの成長において欠かせないWebサイトの構築ですが、経理処理の段階で「どの勘定科目を使えばよいのか」と悩まれる担当者の方は少なくありません。ホームページ制作にかかる費用は、その目的や機能によって「費用」として一括処理できる場合と、「無形固定資産」として減価償却が必要な場合に分かれます。本記事では、ホームページ制作にまつわる勘定科目の選び方から、節税につながる適切な仕訳、そして運用のポイントまでを詳しく解説します。

目次

ホームページ制作費の基本的な勘定科目は「広告宣伝費」

一般的に、企業の紹介や商品案内を目的としたホームページの制作費用は「広告宣伝費」という勘定科目で処理します。これは、Webサイトがパンフレットやカタログと同じように、企業の情報を広く周知するための広報媒体とみなされるためです。

広告宣伝費として処理できる一般的なWebサイト

企業の基本情報を掲載するコーポレートサイト、製品情報を紹介するサービスサイト、採用情報を発信するリクルートサイトなどがこれに該当します。これらのサイトは、情報の提供そのものが目的であり、サイト自体が複雑なプログラムによって収益を生む構造を持っていないため、原則として制作した年度の経費として一括で計上することが可能です。

一括で経費計上するメリット

広告宣伝費として処理する場合、その年度の利益から制作費用全額を差し引くことができるため、短期的には高い節税効果が期待できます。資金繰りの面でも、支払った年度に経費化が完了する方が管理が容易になるという側面があります。

「資産」として計上が必要になるソフトウェア扱いのケース

全てのホームページが「費用」として処理できるわけではありません。特定の機能を備えている場合、会計上は「ソフトウェア」という無形固定資産として扱われ、数年にわたって減価償却を行う必要があります。

ECサイトや予約システムなどの高機能なサイト

単なる情報の閲覧にとどまらず、サイト上で商品の購入、決済、在庫管理が行われるECサイトや、複雑なログイン機能を備えた会員制サイト、独自の予約システムが組み込まれたサイトなどが資産計上の対象となります。これらは「プログラムによって特定の事務処理を行うもの」と判断されるため、税務上はソフトウェアとして定義されます。

減価償却の期間(耐用年数)は原則5年

ソフトウェアとして計上した場合、法定耐用年数は原則として「5年」と定められています。例えば150万円でECサイトを構築した場合、150万円を一括で経費にするのではなく、5年間(年30万円ずつなど)に分けて費用化していくことになります。自社のサイトがどちらに該当するか不明な場合は、制作会社や税理士などの専門家に確認することをおすすめします。

金額による特例的な処理方法

ホームページの制作費用が比較的少額である場合、その金額に応じて簡便な会計処理が認められることがあります。

10万円未満:消耗品費として処理

制作費用が10万円未満であれば、その内容が高度なシステムであっても「消耗品費」などの科目で一括経費処理が可能です。小規模なランディングページ(LP)の作成などがこのケースに当てはまることが多いでしょう。

30万円未満:少額減価償却資産の特例

青色申告を行っている中小企業者等の場合、30万円未満の資産であれば、年間合計300万円を限度として、取得した年度に全額損金算入できる「少額減価償却資産の特例」が適用できます。これにより、本来であれば資産計上が必要なシステム開発を伴うWeb制作でも、早期に経費化することが可能となります。

運用開始後の更新・メンテナンス費用の勘定科目

Webサイトは作って終わりではなく、公開後の運用が重要です。公開後に発生する諸費用の仕訳についても把握しておきましょう。

コンテンツ更新やドメイン維持費の扱い

日々のニュース更新や画像差し替えなどの作業費用は「広告宣伝費」や「外注費」として処理します。また、サーバー費用やドメインの更新料については「通信費」や「支払手数料」などの科目が一般的です。これらは毎月あるいは毎年発生する経常的な費用として扱われます。

大幅なリニューアルは資本的支出になる可能性

既存のWebサイトに新たな機能を追加したり、大幅なプログラムの改修を行ったりした場合は注意が必要です。その改修によってサイトの価値が高まったり、使用可能期間が延長されたりしたとみなされる場合、それは「資本的支出」となり、新たな資産として計上を求められることがあります。単なるデザイン変更や情報の最新化であれば、修繕費や広告宣伝費として処理するのが通常です。

Web活用で成果を出すための投資の考え方

勘定科目の選定は経理上の手続きですが、経営の視点では「ホームページ制作を単なるコスト(消費)ではなく、将来の利益を生む投資(資産)」と捉えることが重要です。株式会社ドラマでは、お客様のビジネスモデルに合わせた最適なWebサイト構築をご提案しています。千葉県船橋市を拠点に、戦略的なWeb制作からSEO対策までをワンストップでサポートし、投資対効果を最大化するお手伝いをいたします。経理処理のしやすさだけでなく、事業の成長にどう貢献するかという本質的な視点から、プロフェッショナルな知見を提供します。

まとめ

ホームページ制作費の勘定科目は、情報の提供を主目的とする場合は「広告宣伝費」、高度なシステム機能を備える場合は「ソフトウェア」として判断するのが基本です。金額によって「少額減価償却資産の特例」などの有利な制度も活用できます。適切な仕訳を行うことで、正しい決算報告と節税対策の両立が可能になります。自社の目的に合ったWeb制作の進め方や費用対効果について詳しく知りたい方は、実績豊富な株式会社ドラマへぜひご相談ください。

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