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2016.04.20

ホームページ制作の業務委託契約書でトラブルを防ぐための必須項目と注意点

ホームページ制作の業務委託契約書でトラブルを防ぐための必須項目と注意点

Webサイトの制作を外部へ依頼する際、多くの企業が不安に感じるのが「制作後のトラブル」ではないでしょうか。成果物の仕様が想定と異なる、納期が守られない、あるいは著作権の扱いでもめるといった事態は、事前の準備で回避できます。その鍵を握るのが、業務委託契約書です。適切な契約を締結することは、発注側と制作側の双方が安心してプロジェクトを進めるための基盤となります。本記事では、ホームページ制作における契約書の重要性と、雛形を利用する際に必ず確認すべき項目を詳しく解説します。

目次

業務委託契約書がホームページ制作で重要視される理由

ホームページ制作は、形のないサービスを形にしていくプロセスであり、完成までの工程が複雑です。そのため、言葉の定義や認識の相違がトラブルに直結しやすい性質を持っています。契約書を作成する最大の目的は、不確実な要素を減らし、双方が納得した上で合意することにあります。

責任の所在と業務範囲の明確化

プロジェクトが進むにつれて「あれもやってほしい」「これは別料金だと思っていた」といった要望の食い違いが発生しがちです。どこまでが基本料金に含まれ、どこからが追加費用となるのかをあらかじめ書面で交わしておくことで、不要な対立を防げます。また、サーバーの保守管理やドメインの維持など、公開後の運用責任をどちらが担うのかを定めることも、長期的な関係性を築く上で欠かせません。

トラブル発生時の法的根拠としての役割

万が一、納期の大幅な遅延や成果物の重大な欠陥が生じた場合、契約書は解決のための唯一の基準となります。口約束だけでは、問題が起きた際にどちらの主張が正しいのかを証明できません。DRAMA株式会社のようなプロフェッショナルな制作会社では、こうしたリスク管理を徹底しており、透明性の高い契約手続きを重視しています。

ホームページ制作契約書に必ず含めるべき主要項目

一般的な業務委託契約書のテンプレートであっても、ホームページ制作に特化した条項が含まれているかを確認する必要があります。特に以下の項目は、後々の紛争を避けるために詳細な記述が求められます。

業務内容と納品物の定義

「ホームページ一式」といった曖昧な記述は避けましょう。ページ数、対応デバイス(スマートフォン、PC)、実装する機能(フォーム設置、CMS導入)、提供される素材(写真、テキスト)の出所などを具体的にリストアップします。納品形式も、サーバーへのアップロードなのか、データ送付なのかを指定しておく必要があります。

報酬の支払い時期と方法

着手金として契約時に一部を支払い、残金を納品後に支払う「分割払い」が一般的ですが、一括払いの場合もあります。支払期日を明確にし、振込手数料の負担についても記載しましょう。追加作業が発生した際の単価設定についても触れておくと、予算超過のリスクを抑えられます。

検収期間と修正回数の制限

納品された成果物をチェックし、承認するまでの期間を「検収期間」と呼びます。この期間を過ぎた場合は自動的に検収完了とみなす「みなし検収」の条項を設けるのが一般的です。また、デザインの修正依頼が無制限に続くとプロジェクトが停滞するため、無料で対応できる修正回数や期間をあらかじめ合意しておくとスムーズです。

知的財産権と著作権の帰属

最も重要な項目のひとつが、著作権の扱いです。制作されたデザインやソースコードの権利が、制作会社に残るのか、クライアントに移転するのかを明記します。一般的には「代金の完済をもって著作権を移転する」という条文が多く見られますが、制作会社が独自に開発したシステム部分(汎用的なプログラムなど)は除外されるケースもあります。ここを曖昧にすると、将来的に別の会社にリニューアルを依頼する際に支障が出る恐れがあります。

雛形(テンプレート)を活用する際の落とし穴

インターネット上には多くの契約書テンプレートが存在しますが、そのまま使用することにはリスクが伴います。自社の状況に合わせたカスタマイズが必要です。

個別案件の特殊性を反映しきれないリスク

テンプレートはあくまで汎用的なケースを想定しています。例えば、ブランディングを重視したサイト制作で、特定のフォントや素材を使用する場合、その利用ライセンス料をどちらが負担するかといった個別事情は反映されていません。DRAMA株式会社が提供するような高品質なクリエイティブを求める場合、その制作過程特有の合意事項が発生することに留意してください。

最新の法改正への対応状況

民法改正(債権法改正)により、従来の「瑕疵担保責任」は「契約不適合責任」へと名称や性質が変化しました。古いテンプレートを使用していると、現在の法制度に適合していない可能性があり、法的な保護を十分に受けられない場合があります。常に最新の情報を参照するか、専門家のリーガルチェックを受けることが推奨されます。

契約締結前に確認すべき実務的なポイント

書類上の文言だけでなく、実際の運用シーンを想定した確認を行いましょう。

契約不適合責任の範囲

納品後にプログラムのバグやリンク切れが見つかった場合、どの程度の期間、どのような対応を無償で受けられるかを定義します。一般的には半年から一年程度が設定されますが、納品物の性質によって調整が必要です。

秘密保持義務の徹底

ホームページ制作の過程では、自社の経営戦略や未発表の商品情報などを共有することがあります。これらの情報が外部に漏洩しないよう、厳格な秘密保持義務(NDA)を契約に盛り込むか、別途秘密保持契約を締結することが不可欠です。

まとめ

ホームページ制作における業務委託契約書は、単なる事務手続きではなく、プロジェクトを成功に導くための羅針盤です。テンプレートをベースにする場合でも、業務範囲、著作権、支払い条件などの核心部分は必ず自社の事情に合わせて調整してください。信頼できる制作会社であれば、契約内容に関する質問にも誠実に対応してくれるはずです。丁寧な合意形成こそが、長期にわたって価値を生み出し続けるWebサイト構築の第一歩となります。

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