お知らせ

お知らせ NEWS

2022.02.14

Amazon出品手数料の仕組みと計算方法を解説|利益を最大化するコスト管理のポイント

Amazon出品手数料の仕組みと計算方法を解説|利益を最大化するコスト管理のポイント

Amazonでの販売を検討する際、最も気になるのが「手数料」です。売上からどの程度の費用が引かれるのかを正確に把握することは、ビジネスの成否を分ける重要な要素といえます。本記事では、Amazon出品にかかる各種手数料の仕組みを詳しく解説し、コストを最適化するための考え方をお伝えします。これからAmazonでの出品を始める方や、現状の利益率を改善したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

Amazon出品にかかる主な手数料の構成

Amazonでの出品には、大きく分けて「登録料」「販売手数料」「配送関連費用」の3つが発生します。これらは、選択する出品プランや取り扱う商品のカテゴリー、配送方法によって変動するため、事前のシミュレーションが欠かせません。

まず基本となるのが、アカウントを維持するための月額登録料または成約料です。これに加えて、商品が売れるたびに発生する販売手数料が加算されます。さらに、Amazonの倉庫から発送を行う「FBA」を利用する場合は、追加の代行費用が発生する仕組みです。これらのコストを合計したものが、Amazonでの販売にかかる総コストとなります。

2つの出品プランとその費用

Amazonには「大口出品」と「小口出品」という2種類のプランが用意されています。どちらを選ぶかによって、固定費の有無や利用可能な機能が大きく異なります。

大口出品プランの特徴

大口出品は、毎月一定の月額登録料を支払うプランです。月額4,900円(税別)が発生しますが、何点販売しても1点あたりの基本成約料はかかりません。また、新規商品登録が可能であったり、カート獲得の権利が得られたりと、本格的な運用を目指す場合に必須となる機能が揃っています。月に50点以上の商品を販売する見込みがある場合は、大口出品の方がコストメリットが大きくなります。

小口出品プランの特徴

小口出品は、月額登録料がかからない代わりに、商品が1点売れるごとに100円の基本成約料が発生するプランです。固定費を抑えられるため、試験的に出品を始めたい方や、販売頻度が低い方に適しています。ただし、Amazonに既に存在するカタログにしか出品できない、広告機能が制限されるといった制約があるため、売上拡大を目指す段階では大口出品への切り替えを検討するのが一般的です。

カテゴリーごとに異なる販売手数料

商品が売れた際にAmazonへ支払う「販売手数料」は、商品のカテゴリーによってパーセンテージが決められています。売上総額(商品価格+配送料+ギフト包装料)に対して計算されるため、正確な計算が必要です。

カテゴリー別手数料率の目安

多くのカテゴリーでは販売手数料が8%から15%の間に設定されています。例えば、本や家電、おもちゃなどは15%程度が一般的ですが、パソコン本体などは8%と低めに設定されている場合もあります。一部のアクセサリー類などでは、売上額が一定ラインを超えると手数料率が変動する仕組みもあるため、ご自身の扱う商材がどのカテゴリーに該当するかを確認することが重要です。

最低販売手数料の注意点

カテゴリーによっては「最低販売手数料」が設定されている場合があります。これは、1点あたりの販売手数料が一定額(例えば30円など)を下回る場合でも、最低額が適用されるルールです。単価の極めて低い商品を扱う場合、この最低手数料が利益を圧迫する可能性があるため、価格設定には細心の注意を払いましょう。

FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する際の費用

FBAとは、Amazonが商品の保管、注文処理、配送、カスタマーサービスを代行するサービスです。効率的な運用が可能になりますが、利用には専用の手数料がかかります。

在庫保管手数料の仕組み

Amazonのフルフィルメントセンターに商品を預ける際にかかる費用が在庫保管手数料です。商品の体積(立方メートル)と保管日数に基づいて算出されます。この手数料は季節によって変動し、年末などの繁忙期は通常期よりも高く設定される傾向にあります。長期間在庫を滞留させるとコストが膨らむため、回転率を意識した在庫管理が求められます。

配送代行手数料の計算

商品が売れた際、ピッキング、梱包、発送にかかる費用が配送代行手数料です。これは商品のサイズ(小型、標準、大型など)と重量によって区分されています。FBAを利用すると「Amazonプライム」の対象となるため、顧客の購入率が高まるメリットがありますが、手数料を差し引いても利益が残るような価格設計が必要です。

その他の付随的なコスト

これまで挙げた主要な手数料以外にも、特定の条件下で発生するコストがあります。例えば、メディア商品(本、DVDなど)を販売する際にかかるカテゴリー成約料や、大量の在庫を長期間保管した場合の長期在庫保管手数料などです。

また、自己発送を選択する場合は、梱包資材費や運送会社への支払いが別途発生します。返品が発生した際の手数料や、返送・廃棄にかかる費用も予実管理に組み込んでおくべき要素です。これらの細かな出費を漏れなく把握することで、より正確な利益予測が可能になります。

手数料を抑えて利益率を向上させる戦略

Amazonの各種手数料は固定のルールに基づいているため、工夫次第でコストを抑えることができます。まずは、出品する商品のサイズや重量を最適化し、配送区分を下げる検討をしましょう。梱包をコンパクトにすることで、FBA配送代行手数料を一段階下げられる場合があります。

次に、在庫回転率を高める工夫です。保管手数料は期間に応じて発生するため、売れ行きの悪い在庫はセールや広告で早めに消化する方が、結果としてコストを抑えられることも少なくありません。さらに、大口出品の機能を活用して「カートボックス」を獲得し、販売単価を安定させることも、実質的な手数料比率を下げることにつながります。

まとめ

Amazon出品手数料は多岐にわたりますが、一つひとつの仕組みを理解すれば、決して複雑すぎるものではありません。大口・小口の選択から、カテゴリーごとの手数料率、FBAの活用コストまでを俯瞰して把握することが、安定したECビジネスへの第一歩となります。自社の商品の特性に合わせて、最適な販売チャネルと配送戦略を選択していきましょう。

関連記事