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2021.07.15

サーモグラフィカメラ連携で実現する業務効率化とセキュリティ強化のポイント

サーモグラフィカメラ連携で実現する業務効率化とセキュリティ強化のポイント

感染症対策として広く普及したサーモグラフィカメラですが、現在は単なる検温目的を超え、外部システムと連携させることで業務の自動化やセキュリティ向上に役立てる動きが加速しています。本記事では、サーモグラフィカメラを連携させる仕組みや具体的なメリット、導入時の注意点について詳しく解説します。株式会社ドラマが提供する高度なソリューションも含め、プロの視点から最新の活用法を紐解いていきましょう。

目次

サーモグラフィカメラ連携の基本構造

サーモグラフィカメラの連携とは、カメラが取得した「表面温度データ」や「人物の識別情報」を、ネットワークを介して他のソフトウェアやハードウェアへ受け渡す仕組みを指します。これにより、単に画面を確認するだけの運用から、データに基づいた自動制御へと進化させることが可能です。

AI顔認証と温度測定の同時処理

最新のサーモグラフィカメラは、高性能なAI顔認証エンジンを搭載しています。マスクを着用した状態でも個人を特定し、その瞬間の温度をミリ秒単位で記録します。この「誰が」「いつ」「何度だったか」という複合的なデータが、連携システムの基盤となります。単体運用では記録が残りづらいのに対し、システム連携を行うことで、過去のログを容易に管理できるようになります。

外部機器やソフトウェアとのデータ接続

データの受け渡しには、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)や信号入出力端子が用いられます。例えば、特定の温度を超えた場合に電気錠をロックする、あるいはクラウド上のデータベースへ測定値を自動転送するといった挙動がこれに該当します。株式会社ドラマでは、こうした複雑な通信プロトコルを最適化し、既存のIT環境にスムーズに適合させる技術支援を行っています。

システム連携による主な3つのメリット

サーモグラフィカメラを単独で設置するのではなく、システムとして統合することには多大な価値があります。特に人手不足が課題となっている現場において、その効果は顕著に現れます。

入退室管理の無人化とセキュリティ向上

最も一般的な連携例は、物理的なゲートや電気錠との連動です。顔認証によって登録済みの人物であることを確認し、かつ温度が正常範囲内である場合のみ解錠する設定にすれば、受付にスタッフを配置する必要がありません。なりすまし防止や未登録者の侵入抑制を同時に行えるため、防犯レベルの底上げにも繋がります。

勤怠管理システムとの自動データ突合

カメラと勤怠システムを連携させると、出勤の打刻と体温記録を一度のアクションで完了できます。従業員がICカードをかざす手間が省けるだけでなく、管理者は毎朝の検温記録を手動で集計する作業から解放されます。データの改ざんリスクを低減し、コンプライアンス遵守の観点からも非常に有効な手段といえるでしょう。

リアルタイム通知による迅速なリスク対応

異常温度を検知した際、現場のアラートだけでなく、管理者のスマートフォンやPCへ即座にプッシュ通知を送る設定が可能です。これにより、管理者が現場に不在であっても状況を把握し、対象者への案内や隔離といった適切な対応を即座に指示できます。被害の拡大を最小限に抑えるための初動対応において、このスピード感は大きな武器となります。

連携可能なシステムの種類と具体的な活用シーン

連携の幅は広く、業種ごとに多様なカスタマイズが可能です。自社の課題に合わせた最適な組み合わせを検討することが重要です。

オフィス・工場でのゲート連動

多数の従業員や出入り業者が行き来する大規模施設では、フラッパーゲートとの連携が効果を発揮します。混雑時間帯でも立ち止まることなくスムーズに認証が行えるため、業務開始前の渋滞を発生させません。また、工場内のクリーンルーム入口に設置し、衛生条件を満たさない者の入場を物理的に防ぐ運用も推奨されます。

医療・福祉施設での衛生管理と記録

病院や介護施設では、来院者の記録が極めて重要です。サーモグラフィカメラと電子カルテや訪問者管理システムを連携させることで、いつ、誰が、どのような状態で来訪したかを自動的にアーカイブします。万が一、施設内で感染症が発生した際も、ログを追うことで濃厚接触者の特定を迅速に行える体制が整います。

導入検討時に押さえるべき選定基準

多くのメーカーが製品を販売していますが、システム連携を前提とする場合は、スペック表の数値以上に重要なポイントがあります。

API連携の拡張性と柔軟性

将来的に連携先を増やしたい、あるいは自社独自のシステムと繋ぎたいと考えた際、APIの仕様が公開されているか、連携の柔軟性が高いかが鍵となります。汎用性の低い製品を選んでしまうと、カスタマイズのたびに多額の費用が発生したり、そもそも連携が不可能だったりする場合もあります。導入前に、開発の自由度を確認しておくことが大切です。

設置環境に合わせた測定精度の確保

どれほど高度な連携機能を持っていても、測定される温度自体が不正確では意味がありません。直射日光の影響を受けやすいエントランスや、空調の風が直接当たる場所など、環境要因を考慮した補正機能が必要です。株式会社ドラマでは、現場調査に基づいた最適な設置位置や設定のコンサルティングを行い、誤検知の少ない安定した運用をサポートしています。

株式会社ドラマのカメラ連携ソリューション

株式会社ドラマは、長年にわたり培ってきたITインフラ構築の知見を活かし、サーモグラフィカメラを核とした総合的なソリューションを提供しています。単なるハードウェアの販売にとどまらず、お客様の既存システムとの統合や、業務フローに最適化したソフトウェアの開発までを一貫して手がけています。ネットワーク構築からセキュリティ設計までトータルで対応できるため、複雑な連携案件においても、窓口を一本化してスムーズに進めることが可能です。現在の管理体制に課題を感じている企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

サーモグラフィカメラのシステム連携は、単なる検温の枠を超えて、組織のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する強力なツールとなります。自動化によるコスト削減、リアルタイムなリスク管理、そして精度の高いデータ活用。これらを高い次元で融合させることで、より安全で効率的な職場環境が実現します。技術の進化を味方につけ、次世代の管理体制を構築してみてはいかがでしょうか。

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