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2021.06.11

ローカル5G導入のメリットと課題を解説!自社専用ネットワーク構築のポイント

ローカル5G導入のメリットと課題を解説!自社専用ネットワーク構築のポイント

現在、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する中で、通信インフラの重要性がかつてないほど高まっています。その中で、特定の敷地内に自社専用の5Gネットワークを構築できる「ローカル5G」が注目を集めています。従来のWi-Fiやキャリアの5G通信とは異なる特徴を持ち、製造業や物流、建設現場など、多様な分野での活用が期待されています。本記事では、ローカル5G導入の基本知識から、メリットや課題、そして導入を成功させるためのポイントについて詳しく解説します。

目次

ローカル5Gとは?基本の仕組みと特徴

ローカル5Gとは、企業や自治体が自らの建物や敷地内に限定して構築する5Gネットワークを指します。通信キャリアが全国展開する5Gサービスとは異なり、利用者が自ら基地局を設置し、特定の目的に最適化したネットワークを運用できる点が大きな特徴です。

自営ネットワークとしての独立性

最大の特徴は、外部の通信環境に左右されない「自営網」であることです。Wi-Fiのように混信の心配が少なく、キャリア通信のように他のユーザーの利用状況によって速度が低下するリスクを回避できます。工場内のロボット制御や遠隔操作など、一瞬の遅延も許されない業務において、この独立性は極めて重要な要素となります。

公衆網(キャリア5G)との違い

公衆網(キャリア5G)は通信事業者が提供するエリア内で利用しますが、ローカル5Gは特定のエリアをカバーするために個別に免許を取得して運用します。これにより、電波が届きにくい場所への設置や、上り回線の帯域を広く確保するといったカスタマイズが可能になります。Web会議の増加や大容量データの送受信が求められる現場において、用途に合わせた設定ができる柔軟性は大きな強みです。

ローカル5Gを導入する主なメリット

ローカル5Gを導入することで、これまでの無線技術では実現が難しかった高度な通信環境が手に入ります。具体的な利点を3つの視点から見ていきましょう。

安定した超高速・低遅延通信

5Gの最大の特徴である「高速大容量」「低遅延」「多数同時接続」を、自社専用の帯域で独占して利用できます。例えば、高精細な4K映像をリアルタイムで伝送し、AIによる画像解析を行うような負荷の高い作業もスムーズに行えます。遅延が極めて少ないため、建設機械の遠隔操作や医療現場での支援システムなど、リアルタイム性が求められる用途でも高いパフォーマンスを発揮します。

強固なセキュリティ環境の構築

ローカル5Gは閉域網として構築されるため、インターネットを介した外部からの攻撃を受けにくい構造になっています。SIMカードによる端末認証を行うことで、許可された端末以外の接続を厳格に制限できます。機密情報の漏洩を防ぐ必要がある研究施設や、個人情報を扱う現場において、この強固なセキュリティは非常に魅力的な要素です。

通信障害の影響を受けにくい

公共の通信インフラで発生する大規模な通信障害の影響を受けない点もメリットです。自社で管理する設備で運用するため、万が一トラブルが発生しても原因の特定が早く、迅速な復旧作業が行えます。ビジネスの継続性を重視する企業にとって、インフラの自社管理は大きな安心材料となります。

ローカル5G導入に向けた課題と注意点

多くのメリットがある一方で、導入に際してはいくつかのハードルが存在します。検討段階でこれらの要素を把握しておく必要があります。

免許申請と法的な手続き

ローカル5Gを利用するためには、総務省への免許申請を行い、無線局としての免許を取得しなければなりません。この手続きには専門的な知識が必要であり、申請から取得までに一定の期間を要します。また、電波の干渉調査や定期的な報告義務もあるため、社内に専門の担当者を置くか、信頼できるパートナー企業にサポートを依頼するのが一般的です。

初期コストと運用コストの負担

専用の基地局やコアネットワーク設備、対応端末の用意など、導入時の初期費用はWi-Fiと比べて高額になる傾向があります。加えて、システムの維持管理費用や電波利用料といったランニングコストも発生します。導入によって得られる業務効率化やコスト削減の効果を事前にシミュレーションし、投資対効果を見極めることが重要です。

導入を成功させるためのステップ

導入を成功させるには、まず「何のために導入するのか」という目的を明確にすることから始めます。Wi-Fiで十分な領域と、ローカル5Gが必要な領域を切り分け、スモールスタートから始めるのも一つの手法です。現場の通信環境を調査し、適切なエリア設計を行うことで、無駄な投資を抑えた効率的な構築が可能になります。技術的な要件だけでなく、運用後のサポート体制まで考慮した計画を立てましょう。

株式会社ドラマが提供するネットワークソリューション

株式会社ドラマでは、オフィスや工場のネットワークインフラ構築において、お客様の課題に合わせた最適なソリューションを提案しています。ローカル5Gの導入をはじめとした高度なネットワーク設計から、セキュリティ対策、PCなどのデバイス選定までワンストップでサポート可能です。通信環境の改善は、業務効率を大幅に向上させる鍵となります。複雑な法的手続きや機器構成でお困りの際は、ぜひ当社の専門スタッフへご相談ください。

まとめ

ローカル5Gは、安定した通信と高いセキュリティを両立できる画期的な技術です。導入にはコストや手続きといった課題もありますが、DXを推進し競争力を高めるための強力な武器となります。自社のニーズを正確に把握し、適切なステップで導入を進めることで、新しいビジネスチャンスの創出につながるでしょう。最適な通信インフラの構築を通じて、次世代の働き方を実現してみてはいかがでしょうか。

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