お知らせ

お知らせ NEWS

2021.04.03

企業のセキュリティを守るPPAP対策ツールの選び方|脱PPAPの必要性と具体的な手法

企業のセキュリティを守るPPAP対策ツールの選び方|脱PPAPの必要性と具体的な手法

ビジネスシーンにおいて、ファイルをパスワード付きのZIP形式で送り、後からパスワードを別メールで送付する「PPAP」という手法が長年利用されてきました。しかし、現在ではセキュリティリスクの高さや業務効率の悪さから、多くの企業がPPAPの廃止を進めています。本記事では、なぜPPAP対策が必要なのか、その理由を明確にするとともに、自社に最適な対策ツールの選び方について詳しく解説します。社内のセキュリティレベルを向上させたいと考えている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

PPAP対策が急務となっている背景

これまで日本のビジネス習慣として定着していたPPAPですが、政府が廃止を方針として打ち出したことで、民間企業でも急速に対策が進んでいます。その背景には、単なる慣習の見直しだけではない深刻な理由が存在します。

セキュリティリスクの増大

PPAPの最大の懸念点は、セキュリティ効果が極めて低いことです。パスワード付きZIPファイルは、サイバー攻撃者による解析が比較的容易であり、中身を盗み見られるリスクがあります。また、メールを2通に分けて送る方法は、1通目が盗聴されている場合、2通目のパスワードも同様に盗まれる可能性が非常に高いと言わざるを得ません。さらに、ZIPファイルの中身をウイルススキャンできない仕組みを悪用し、マルウェアを拡散させる手口も増加しています。こうした脅威から自社を守るためには、根本的な対策が不可欠です。

業務効率と利便性の低下

メールを2通送る作業は、送信者にとって手間がかかるだけでなく、受信者にとっても大きな負担となります。スマートフォンの普及により、外出先でメールを確認する機会が増えましたが、標準機能ではZIPファイルの解凍が難しいケースも少なくありません。パスワードのコピー&ペーストを繰り返す作業は、生産性を著しく阻害します。株式会社ドラマでは、こうしたIT環境の課題を解決するための最適なソリューションを提供しており、業務効率化と安全性の両立を支援しています。

主なPPAP対策ツールの種類と特徴

脱PPAPを実現するためのツールにはいくつかの選択肢があります。それぞれの仕組みを理解し、自社の運用に合わせた選定を行うことが重要です。

クラウドストレージを活用したファイル共有

Microsoft OneDriveやGoogle Driveなどのクラウドストレージを利用する方法は、現在最も一般的な対策の一つです。ファイルをクラウド上にアップロードし、その閲覧用URLを相手に共有する仕組みとなります。この方法の利点は、メールそのものにファイルを添付しないため、誤送信をした場合でも後からアクセス権限を消去できる点です。大容量ファイルの送受信も容易になり、チーム内での共同編集もスムーズに行えます。

メールセキュリティゲートウェイによる自動化

送信側の手間を増やさずに脱PPAPを実現したい場合、メールセキュリティゲートウェイの導入が効果的です。送信者が通常通りメールにファイルを添付して送ると、システムが自動的にファイルを分離し、クラウドストレージ等へアップロードしてくれます。受信者には自動的にダウンロードURLが通知されるため、運用の変更を最小限に抑えつつ安全性を高めることが可能です。従業員教育の手間を省きたい企業に適した選択肢と言えるでしょう。

ファイル転送専用サービスの利用

機密性の高い情報を扱う機会が多い場合は、法人向けのファイル転送サービスが向いています。強固な暗号化や詳細なログ管理機能が備わっていることが多く、誰がいつファイルをダウンロードしたかを正確に把握できます。特定の相手との定期的なやり取りに特化した機能を備えるツールもあり、プロジェクト単位での情報共有に威力を発揮します。

自社に最適なツールを選定するためのポイント

多くのツールが市場に存在する中で、自社にとってベストなものを選ぶには、機能面以外の視点も欠かせません。導入後に形骸化しないよう、以下の点に注目してください。

既存のワークフローとの親和性

新しいツールを導入する際、従業員の作業工程が大幅に増えるものは定着しにくい傾向にあります。現在のメールソフトとの連携が可能か、直感的に操作できるインターフェースかを確認することが大切です。操作が複雑すぎると、従業員が勝手に個人用のツールを使用する「シャドーIT」を招く原因にもなりかねません。社内全体のITリテラシーに合わせたツールの選定を推奨します。

セキュリティ要件とコストのバランス

ツールの導入にはコストが伴いますが、自社が守るべき情報の価値に見合った投資が必要です。全社的に一律のツールを導入するのか、特定の部署のみ高度なツールを使用するのか、運用の切り分けを検討する余地もあります。株式会社ドラマでは、お客様のビジネス規模や予算に応じたITインフラの構築をサポートしており、無駄のないセキュリティ対策の提案が可能です。

まとめ

PPAPの廃止は、単なるトレンドではなく、企業の信頼性を維持するために避けて通れない課題です。セキュリティリスクを低減しつつ、従業員の生産性を向上させるためには、自社の運用スタイルに合致した対策ツールの導入が鍵となります。クラウドストレージや自動化ツールの活用を検討し、安全で快適なWeb環境を構築しましょう。社内のIT環境に不安を感じている場合は、専門家のアドバイスを受けながら一歩ずつ改善を進めることが、脱PPAPを成功させる近道となります。

関連記事