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2020.02.16

株式投資型クラウドファンディングの仕組みとは?メリット・デメリットと成功のための知識

株式投資型クラウドファンディングの仕組みとは?メリット・デメリットと成功のための知識

近年、新しい投資の形として注目を集めているのが「株式投資型クラウドファンディング」です。従来のクラウドファンディングは、商品やサービスを応援購入する「購入型」や、寄付を行う「寄付型」が主流でした。しかし、株式投資型クラウドファンディングでは、インターネットを通じて未上場のベンチャー企業に投資を行い、その対価として企業の株式を取得できます。将来性のある企業を初期段階から応援できるだけでなく、将来的な大きなリターンも期待できる仕組みです。本記事では、株式投資型クラウドファンディングの基礎知識から、投資家が知っておくべきメリットとリスク、さらには制度上のルールまで詳しく解説します。

目次

株式投資型クラウドファンディングの基礎知識

株式投資型クラウドファンディングとは、未上場の株式会社がインターネットを通じて多くの個人投資家から少額ずつ資金を調達する仕組みを指します。投資家は、企業の成長を期待して出資を行い、その対価として株主となります。

未上場企業に投資する新しい仕組み

これまでの未上場企業への投資は、ベンチャーキャピタルや一部の富裕層(エンジェル投資家)に限定された世界でした。しかし、法改正によって個人投資家でもプラットフォームを介して手軽に投資が可能となりました。これにより、まだ世の中に知られていない革新的な技術を持つ企業や、社会課題の解決を目指すスタートアップを直接支援できるようになったのです。

購入型クラウドファンディングとの違い

購入型では、プロジェクトが成立した際に製品やサービスが届きます。対して、株式投資型では「企業の所有権の一部」である株式を受け取ります。目的は単なる応援だけでなく、将来的な企業の成長に伴う経済的利益が含まれる点が最大の違いです。企業の経営状況がダイレクトに自身の資産価値に影響を与えるため、より深い関わりを持つことになります。

投資家が株式投資型クラウドファンディングを利用するメリット

個人投資家にとって、この投資手法にはこれまでの金融商品にはない独自の魅力が備わっています。

大きなリターンを得られる可能性

最大の魅力は、投資先企業が将来的にIPO(新規上場)やM&A(合併・買収)を実現した際のリターンです。未上場期の株価は比較的低く抑えられているため、上場後に株価が数倍から数十倍、ときにはそれ以上に跳ね上がる可能性があります。夢のある成長株に早い段階で投資できる点は、株式投資の醍醐味と言えるでしょう。

少額からエンジェル投資家になれる

通常、未上場株への投資には数百万円単位のまとまった資金が必要とされるケースがほとんどです。しかし、株式投資型クラウドファンディングであれば、1社あたり10万円程度からの少額投資が可能です。資金を分散させて複数の企業に投資することで、リスクを抑えながらポートフォリオを構築できます。

エンジェル税制による税金優遇

一定の要件を満たすベンチャー企業に投資した場合「エンジェル税制」という税制上の優遇措置を受けられます。投資した金額をその年の所得から控除できたり、他の株式譲渡益から差し引けたりするため、節税効果を期待しながら投資を継続できる仕組みが整っています。

注意すべきリスクとデメリット

高い収益性が期待できる一方で、株式投資型クラウドファンディングには特有のリスクが存在します。慎重な判断が求められるポイントを確認しましょう。

元本割れや倒産のリスク

投資先は成長過程にあるベンチャー企業です。事業が計画通りに進まず、最悪の場合は倒産する可能性も否定できません。上場企業と比較して財務基盤が脆弱な場合も多く、投資した資金がゼロになるリスクを十分に理解した上で、余剰資金での運用を徹底する必要があります。

換金性が極めて低い

上場株式のように証券取引所で自由に売買することはできません。一度取得した株式は、その企業が上場するか買収されるまで、現金化する手段がほとんどないのが現状です。数年単位、あるいはそれ以上の長期保有を前提とした投資スタイルが求められます。急に現金が必要になっても引き出せない点は、最大の注意点です。

投資限度額と法的なルール

投資家保護の観点から、株式投資型クラウドファンディングには法律による制限が設けられています。個人投資家が1つの企業に対して投資できる金額は、年間で50万円が上限です。これは、特定の未上場企業に過度な資金を投入し、大きな損失を被ることを防ぐための措置です。また、発行企業側にも「1年間で1億円未満」という資金調達額の制限があり、透明性の高い運営が求められています。

株式投資型クラウドファンディングの始め方

まずは、金融庁に登録されている「株式投資型クラウドファンディング業務」を行うプラットフォームへの会員登録が必要です。各サイトによって取り扱う案件のジャンルや審査基準が異なるため、自身の投資方針に合ったサービスを選ぶのが良いでしょう。会員登録後は、企業の事業計画書や募集情報を精査し、将来性を感じた企業に応募を行います。手続きはすべてオンラインで完結するため、場所を選ばず投資を開始できます。

まとめ

株式投資型クラウドファンディングは、日本の未来を担う起業家を支援しながら、資産形成を目指せる画期的な仕組みです。ハイリスク・ハイリターンな側面はありますが、エンジェル税制の活用や少額からの分散投資によって、賢く運用することが可能です。単なる資金提供にとどまらず、株主として企業の成長を共に見守る経験は、投資家としての視野を大きく広げてくれるはずです。リスク管理を徹底しつつ、共感できる企業への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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