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2018.11.05

モデル撮影における肖像権の基礎知識とトラブルを防ぐ契約のポイント

モデル撮影における肖像権の基礎知識とトラブルを防ぐ契約のポイント

ECサイトの普及やSNSを活用したプロモーションの活発化に伴い、モデルを起用したスチール撮影や動画制作の機会が増加しています。クオリティの高いビジュアルはブランド価値を高める一方で、法的な権利関係の整理を怠ると、予期せぬトラブルに発展しかねません。特に重要なのが「肖像権」の取り扱いです。本記事では、モデル撮影における肖像権の定義から、契約時に確認すべき具体的なポイント、さらにはプロの制作会社である株式会社DRAMAがどのように権利保護と表現の両立を実現しているかについて詳しく解説します。

目次

モデル撮影に欠かせない肖像権とパブリシティ権の定義

モデルを起用した撮影を行う際、まず理解しなければならないのが権利の概念です。これらは法律で明文化されているわけではありませんが、憲法上の権利として裁判例で確立されています。

肖像権とは個人のプライバシーを守る権利

肖像権は、自分の容姿を勝手に撮影されたり、公表されたりしない権利を指します。一般的には「プライバシー権」の一部として考えられており、全ての個人に等しく認められるものです。モデル撮影においては、モデルが自分の写真がどのように使われるかをコントロールする権利が含まれます。Webサイトへの掲載やカタログへの使用は、モデル本人の同意を得ることが前提となります。

著名人に認められるパブリシティ権

著名なモデルやタレントの場合、その肖像自体に顧客を惹きつける「経済的な価値」が生じます。この価値を独占的に利用できる権利がパブリシティ権です。宣伝活動において名前や顔を利用する際には、単なるプライバシーの保護だけでなく、この財産的価値に対する対価(出演料)を支払う必要が生じます。商用利用においては、この権利の範囲を明確に定めることが契約の核心となります。

契約時に必ず確認すべき3つの重要項目

肖像権に関するトラブルの多くは、事前の合意不足から発生します。撮影後に「こんなはずではなかった」とならないよう、以下の項目を契約書や発注書に明記することが不可欠です。

使用媒体の限定と範囲

撮影した素材をどこで使うのかを詳細に定めます。Webサイト、SNS広告、紙カタログ、店頭POPなど、媒体ごとに細かく指定するのが一般的です。特に注意が必要なのは、Webサイトでの使用許可を得ていても、SNSでのリターゲティング広告への二次利用は別途許可が必要とされるケースがある点です。使用範囲を「自社媒体全般」とするのか、特定のキャンペーンのみとするのかを明確に協議してください。

使用期間の明確化と更新規定

写真の使用には有効期限を設けることが一般的です。1年間、あるいは2年間といった期間を定め、その期間を過ぎた後は掲載を取り下げるか、契約を更新する必要があります。SNSの過去投稿については削除不要とする「アーカイブ条項」を設けるなど、運用の実態に合わせた契約内容を検討することがスムーズなプロモーション運営の鍵となります。

競合避止義務の有無

特定のモデルを起用する際、一定期間は同業他社の広告に出演しないよう制限をかけることが可能です。これを競合避止義務と呼びます。ブランドイメージを固定したい場合に有効ですが、拘束力が強くなるため、追加の契約料(エクスクルーシブ料金)が発生することが一般的です。自社のブランディングにおいて、そのモデルの独占性がどの程度必要かを慎重に判断してください。

肖像権トラブルを回避するための実践的対策

撮影現場や進行過程での配慮も重要です。まず、キャスティング会社やモデル事務所とのコミュニケーションを密にし、企画意図を正確に伝えます。露出の多い衣装や、特殊なメイクを行う場合は、事前にモデル本人の承諾を得ておくことがマナーであり、トラブル防止の基本です。また、撮影当日に急遽決まった使用方法の変更などは、その場で口頭合意するだけでなく、必ずメール等の記録に残す体制を整えてください。

株式会社DRAMAが提供する安心の撮影・制作体制

ハイクオリティなビジュアル制作を得意とする株式会社DRAMAでは、モデル撮影における権利関係のマネジメントも含めたトータルプロデュースを行っています。ファッション誌や広告業界で培った経験を活かし、適切なキャスティングから契約条件の調整まで、クライアントの皆様が安心してクリエイティブに集中できる環境を提供します。スタジオ運営からデザイン制作まで一貫して手掛けることで、権利範囲を遵守しながら最大限の効果を発揮するビジュアル活用をご提案可能です。

まとめ

モデル撮影における肖像権は、ブランドの信頼を守るための重要な基盤です。権利の範囲、使用期間、媒体を正しく理解し、契約に反映させることで、クリエイティブの可能性はさらに広がります。法的なリスクを最小限に抑えつつ、ターゲットに刺さる魅力的なビジュアルを制作するためには、知識と経験が豊富なパートナー選びが欠かせません。肖像権への配慮を徹底し、持続可能なブランドプロモーションを実現しましょう。

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