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2018.05.17

在庫管理を自動化するAPI連携のメリットとは?選定ポイントと導入の進め方を解説

在庫管理を自動化するAPI連携のメリットとは?選定ポイントと導入の進め方を解説

ECサイトの多角化や物流現場の複雑化に伴い、在庫管理の精度とスピードは企業の競争力を左右する重要な要素となりました。手作業によるデータ入力やCSVのアップロード作業に限界を感じているなら、API連携による在庫管理の自動化が有効な解決策となります。本記事では、在庫管理におけるAPI連携の仕組みやメリット、導入時の注意点について、物流DXを推進する視点から詳しく解説します。

目次

在庫管理におけるAPI連携とは

在庫管理におけるAPI(Application Programming Interface)連携とは、異なるソフトウェアやシステム間で在庫データを直接やり取りするための仕組みです。たとえば、ECサイトの注文データと倉庫管理システム(WMS)の在庫データを自動で同期させることが可能になります。

API連携の基本的な仕組み

APIは「窓口」のような役割を果たします。あるシステムから「現在の在庫数を教えてほしい」というリクエストをAPIに送ると、別のシステムがその回答を自動で返します。このやり取りをプログラムによって自動化することで、人間が操作することなく、常に最新の在庫情報がシステム間で共有されるようになります。

従来のCSV連携との違い

API連携が普及する前は、CSVファイルをダウンロードして別のシステムにアップロードする「CSV連携」が一般的でした。しかし、この方法では作業が発生するまでのタイムラグがあり、1日に数回の更新が限界です。API連携であれば、数分から数秒単位でのデータ更新が可能になり、情報の鮮度が劇的に向上します。

在庫管理をAPI連携するメリット

システム同士を直接つなぐことで、ビジネスのあらゆる面でポジティブな影響が生まれます。主なメリットを3つのポイントに整理して説明します。

リアルタイムな在庫更新による売り越しの防止

複数のECモールに出店している場合、一つの店舗で商品が売れた瞬間に他の店舗の在庫数も自動で更新する必要があります。API連携を行えば、在庫の増減が即座に反映されるため、在庫がないのに注文を受けてしまう「売り越し」のリスクを最小限に抑えられます。これは顧客満足度の維持において非常に重要な要素です。

人的ミスの削減と業務効率の向上

手動でデータを移行する場合、コピー&ペーストのミスやファイルの取り違えといったヒューマンエラーを完全に防ぐことは困難です。API連携はこれらの工程を無人化するため、ミスが入り込む余地をなくします。また、事務作業に費やしていた時間を顧客対応や戦略立案といった付加価値の高い業務に充てられるようになります。

多チャネル展開の容易化

新しい販売チャネルを追加する際、各システムがAPIで連携されていれば、バックエンドの仕組みを大きく変えることなく接続先を増やすだけで対応できます。ビジネスの拡大スピードを落とさず、柔軟な市場展開が可能になる点は、成長企業にとって大きな武器となります。

API連携を行う際の注意点と課題

多くのメリットがある一方で、導入にあたって検討すべき課題も存在します。導入後のトラブルを避けるために、以下の点を把握しておきましょう。

開発コストとメンテナンスの必要性

自社で独自のAPI連携を構築する場合、初期の開発コストが発生します。また、システムを安全に稼働させ続けるためのサーバー保守や運用管理も必要です。これらのコストを抑えるためには、あらかじめ主要なサービスと標準連携しているクラウド型システムの活用が現実的な選択肢となります。

連携先の仕様変更への対応

連携相手となるECモールやカートシステムのAPI仕様は、定期的にアップデートされます。仕様が変わった際に適切に対応を行わないと、連携が停止してしまう恐れがあります。自社でメンテナンスを行うのか、ベンダーに任せるのかを明確にしておくことが重要です。

失敗しないAPI連携対応システムの選び方

効率的な在庫管理を実現するためには、どのような基準でシステムを選定すべきでしょうか。確認すべき重要なポイントを挙げます。

主要なモール・カートとの親和性

自社が利用している、あるいは将来的に利用する可能性のあるECプラットフォーム(楽天市場、Amazon、Shopifyなど)との標準連携実績を確認してください。実績が豊富なシステムであれば、導入時の設定がスムーズであり、トラブル時のノウハウも蓄積されています。

拡張性とセキュリティ体制

在庫データは企業の重要な資産です。通信の暗号化やアクセス権限の管理が適切になされているか、セキュリティレベルを確認しましょう。また、事業規模が拡大した際に耐えられる処理能力を備えているかも、長期的な運用の観点から欠かせないチェック項目です。

D-REVOで実現する高度な在庫管理の自動化

株式会社ドラマが提供する「D-REVO」は、API連携を駆使した高度な物流管理を実現するクラウド型WMS(倉庫管理システム)です。多様なECカートや受注管理システムとのシームレスな連携が可能であり、現場の作業負担を大幅に軽減します。

単なる在庫数の同期にとどまらず、入荷から出荷までの一連のプロセスをデジタル化することで、物流品質の向上を支援します。API連携による自動化を検討されているなら、柔軟なカスタマイズ性と安定した稼働実績を持つD-REVOが、貴社の物流DXを強力に推進するパートナーとなります。

まとめ

在庫管理のAPI連携は、情報のリアルタイム性を高め、人的ミスを排除するための必須技術といえます。導入にはコストや仕様変更への対応といった課題もありますが、標準連携が充実したシステムを選定することで、それらのリスクを最小限に抑えつつ大きな恩恵を得られます。現状の管理体制に課題を感じている方は、この機会にシステム間の連携強化を検討してみてはいかがでしょうか。

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