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2018.01.07

Webサイトをサイバー攻撃から守るWAFの導入費用相場と選び方のポイント

Webサイトをサイバー攻撃から守るWAFの導入費用相場と選び方のポイント

Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃からサイトを守るWAF(Web Application Firewall)は、現代の企業活動において不可欠なセキュリティ対策です。しかし、導入を検討する際に「具体的にどの程度のコストがかかるのか」という点は、多くの担当者が頭を悩ませる課題です。WAFにはクラウド型、アプライアンス型、ソフトウェア型の3つの形態があり、それぞれ初期費用や月額料金の体系が大きく異なります。本記事では、各形態の費用相場を詳細に比較し、自社の規模や予算に最適な選択ができるよう、コストパフォーマンスを最大化するためのポイントを解説します。

目次

WAFの導入費用が決まる仕組み

WAFの導入にかかる総コストは、主に「初期費用」と「運用費用」の2段階で構成されます。これらの内訳を理解することで、将来的なコスト増加を予測しやすくなります。

初期費用(イニシャルコスト)

初期費用には、製品自体の購入代金やライセンス料、導入時のシステム構築費が含まれます。クラウド型であれば数万円から数十万円程度で済むことが多い一方、物理的な機器を設置するタイプでは、ハードウェア代金だけで数百万円に上るケースも珍しくありません。また、既存のネットワーク環境に合わせて調整を行う設定代行費用が発生する場合もあります。

運用費用(ランニングコスト)

WAFは一度導入して終わりではなく、日々進化するサイバー攻撃に合わせて防御ルール(シグネチャ)を更新し続ける必要があります。この更新費用やサポート代金が月額料金として発生します。クラウド型の場合は月額の定額料金、または通信量に応じた従量課金制が一般的です。自社のサイトにどの程度のアクセスがあるかを事前に把握しておくことが、正確な予算策定の第一歩となります。

【種類別】WAFの費用相場比較

WAFは提供形態によってコストの構造が劇的に変わります。それぞれの相場を見ていきましょう。

導入が手軽なクラウド型WAF

インターネット経由でサービスを利用するクラウド型は、現在最も普及している形態です。専用の機器を購入する必要がないため、初期費用を抑えられるのが最大のメリットです。初期費用は0円から10万円程度、月額費用は数万円から数十万円が相場となります。中小企業から大企業まで幅広く対応可能で、スモールスタートを切りたい場合に最適です。

大規模環境向きのアプライアンス型WAF

ネットワーク内に専用のハードウェアを設置するタイプです。初期費用は数百万円単位となり、機器の保守費用や管理者の人件費も高額になる傾向があります。しかし、自社専用の強固な環境を構築できるため、金融機関や官公庁など、極めて高いセキュリティレベルと独自のカスタマイズが求められる環境で採用されます。

サーバーにインストールするソフトウェア型WAF

Webサーバー自体にWAFのソフトウェアをインストールする形態です。サーバー1台ごとにライセンス料が発生するため、管理するサーバー台数が少ない場合はコストを抑えられます。初期費用は10万円から50万円程度、年間の更新費用が数十万円かかるのが一般的です。ネットワーク構成を大きく変えずに導入できる点が特徴です。

WAF導入で見落としがちな隠れたコスト

見積書に記載されている金額以外にも、運用を始めてから気づく「隠れたコスト」が存在します。

設定・運用の工数費用

WAFは「正常な通信」を誤って遮断してしまう「誤検知」が発生することがあります。これを防ぐためには、専門のエンジニアによるルールの微調整(チューニング)が欠かせません。自社に専門知識を持つスタッフがいない場合、運用保守を外部の専門業者に委託することになり、その委託料が月々のコストに上乗せされます。株式会社ドラマでは、こうした煩雑な運用を代行し、お客様の負担を軽減するサポートを提供しています。

トラフィック増に伴う追加料金

従量課金制のクラウド型WAFを採用している場合、キャンペーンやメディア掲載などで一時的にアクセスが急増すると、予想外に費用が膨らむ恐れがあります。また、DDoS攻撃を受けた際に、その攻撃通信に対しても課金が発生する契約になっていないか、事前に確認しておくことが重要です。

AWS WAFを活用したコスト最適化のすすめ

クラウド環境としてAWS(Amazon Web Services)を利用している場合、AWS WAFを導入することで大幅なコストダウンが見込める場合があります。AWS WAFは、使用したリソース分だけを支払う従量課金モデルであり、必要な時だけスケールさせることが可能です。さらに、マネージドルールを活用すれば、自社で複雑なルールを書く必要がなく、最新の脅威への対策を低コストで実現できます。株式会社ドラマでは、AWS WAFの最適な構築・運用プランの提案を得意としており、お客様の環境に合わせたコスト最適化を支援しています。

自社に最適なWAFを選定するための3つの基準

費用だけで選ぶのではなく、以下の3つの基準を総合的に判断することが、結果として最もコストパフォーマンスを高めることにつながります。

  1. 保護対象の規模と重要度: 公開しているWebサイトの数や、扱う個人情報の重要性に見合っているか。
  2. 自社の運用体制: セキュリティ専門のエンジニアがいるか、それとも外部に丸投げする必要があるか。
  3. 将来の拡張性: 今後Webサービスを拡大した際に、柔軟にプラン変更やスケールが可能か。

まとめ

WAFの導入費用は、選ぶ形態や運用のあり方によって大きく変動します。クラウド型であれば初期費用を抑えて迅速に開始できますが、長期的な運用を見据えた場合には、保守管理の工数やトラフィックによる変動費も含めたトータルコスト(TCO)で検討することが欠かせません。株式会社ドラマでは、お客様のビジネス規模やセキュリティ要件に合わせ、無駄のない最適なWAFの導入をサポートしています。費用対効果の高いセキュリティ対策をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。

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