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2015.11.29

病院サイト制作で知っておくべき「医療広告ガイドライン」遵守のポイント

病院サイト制作で知っておくべき「医療広告ガイドライン」遵守のポイント

病院やクリニックのWebサイトを制作・運用する際、最も注意しなければならないのが「医療広告ガイドライン」です。2018年の医療法改正以降、それまで規制対象外であった医療機関のホームページも「広告」として扱われるようになりました。これにより、記載内容によっては行政指導や罰則の対象となるリスクが生じています。本記事では、医療広告ガイドラインの基本から、病院サイトで特に注意すべき表現、株式会社ドラマが実践する法令遵守と成果を両立させるサイト制作の考え方について詳しく解説します。

目次

医療広告ガイドラインとは?ホームページが規制対象となった理由

医療広告ガイドラインは、患者が不適切な情報によって不利益を被らないよう、医療機関が出す広告の内容を規制する指針です。以前は、患者自身が検索して辿り着くホームページは「広告」ではないと解釈されていました。しかし、美容医療等でのトラブル増加を背景に法改正が行われ、現在はインターネット上のあらゆる情報発信が規制の対象となっています。

現在、病院のWebサイトは、看板やチラシと同様に厳しいチェックを受ける必要があります。厚生労働省は「ネットパトロール」を外部委託しており、違反が見つかると修正指示が届きます。指示に従わない場合は罰則が科されることもあるため、制作段階から正しい知識を持つことが不可欠です。

病院サイトで禁止されている表現の具体例

ガイドラインでは、患者を惑わすような主観的な表現や、科学的根拠に乏しい内容を厳しく制限しています。特に以下の3点は、意図せず掲載してしまいやすいため注意が必要です。

虚偽広告・誇大広告の禁止

事実とは異なる情報の掲載は「虚偽広告」として即座に違反となります。また、事実であっても「絶対安全」「最高峰の治療」といった、効果を過剰に期待させる表現は「誇大広告」とみなされます。「副作用は全くありません」といった断定的な表現も避けるべきです。Webサイトでは、常に客観的で正確な情報を記載する姿勢が求められます。

比較優良広告の禁止(No.1表記など)

他院よりも優れていることを強調する表現は禁止されています。例えば「地域で一番の診断実績」「当院は日本一の最新設備を導入」といった記載です。たとえ事実であっても、他院と比較して自院の優位性を訴求することはガイドライン違反となります。特定のランキングサイトの結果を引用して「満足度1位」と記載することも原則として認められません。

患者の体験談やアンケートの掲載禁止

最も間違いやすいのが「患者様の声」の掲載です。治療の内容や効果に関する体験談をホームページに掲載することは、主観的な感想が他者の誤認を招く恐れがあるため禁止されています。これは文章だけでなく、動画やSNSの投稿を引用する形式も含まれます。自由診療・保険診療を問わず、治療に関する感想を広告として使用することはできない点に注意しましょう。

「限定解除」の要件を理解して情報を正しく伝える

ガイドラインには、一定の条件を満たせば本来禁止されている項目の記載が可能になる「限定解除」という制度があります。これにより、専門外来の情報や自由診療の詳細など、患者が適切な医療を選択するために必要な情報を補うことができます。

限定解除が適用される4つの基本条件

ホームページにおいて限定解除を適用するためには、以下の4つの要件をすべて満たす必要があります。

  1. 医療に関する適切な選択に資する情報であり、患者が自ら求めて閲覧するものであること
  2. 掲載される情報の内容について、患者が容易に問い合わせられるよう連絡先(電話番号やメールアドレス)を明記すること
  3. 自由診療については、通常必要とされる治療内容、費用、期間、回数を明記すること
  4. 自由診療については、副作用やリスクなどの重要な情報を分かりやすく記載すること

特に自由診療(インプラント、矯正歯科、美容皮膚科など)を扱う場合、メリットだけでなくリスクも同等に記載することが強く求められます。株式会社ドラマでは、これらの条件を網羅した構成案を作成し、法に則った適切な情報公開を支援しています。

ガイドライン違反を防ぐための運用体制

医療広告ガイドラインは、定期的に改正が行われます。制作時に問題がなくても、その後の改正で違反対象となるケースがあるため、継続的な見直しが必要です。病院内でのチェック体制を整えるとともに、医療業界の動向に詳しい制作会社をパートナーに選ぶことが、長期的なリスク管理に繋がります。

また、写真についても注意が必要です。以前は「Before/After(術前術後)」の写真は一律禁止されていましたが、現在は治療内容やリスク、費用の詳細を併記することを条件に掲載が可能となりました。このように、細かなルール変更に即座に対応できる柔軟な運用体制が重要です。

株式会社ドラマによる安心の医療サイト制作

株式会社ドラマでは、病院やクリニックの特性を深く理解した専門チームが、Webサイトの企画から制作、運用までをワンストップでサポートしています。医療広告ガイドラインの遵守はもちろんのこと、患者様が本当に必要としている情報を整理し、信頼感を与えるデザインをご提案します。

Webサイトは単なる情報公開の場ではなく、病院と患者様を繋ぐ大切なコミュニケーションツールです。法令を守りつつ、貴院の強みや理念を最大限に引き出す戦略的なサイト制作を実現します。医療業界特有の専門的な悩みについても、豊富な実績を持つスタッフが丁寧にサポートいたしますので、安心してお任せください。

まとめ

病院サイトにおける医療広告ガイドラインの遵守は、単なるルール守りではなく、患者様の安全と信頼を守るための重要な責務です。虚偽や誇大な表現を避け、限定解除の要件を正しく運用することで、信頼性の高いホームページを構築することができます。自院のサイトが現在の基準に適合しているか不安な場合は、専門的な知識を持つプロフェッショナルへ相談することをお勧めします。

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