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2025.12.16

ホームページ制作で問い合わせが来ない8つの理由と今すぐできる改善策

目次

  1. はじめに
  2. 問い合わせが来ない8つの原因
  3. 問い合わせが増えるホームページの共通点
  4. まとめ

はじめに

「ホームページを制作したのに、まったく問い合わせが来ない」

こうした悩みを抱える企業は少なくありません。制作費用を投じ、きれいなデザインに仕上げ、サービス内容もしっかり掲載したはずなのに、数か月経っても反応がゼロ。「もしかして、うちの業種には向いていないのでは」と諦めかけている方もいるかもしれません。

しかし、問い合わせが来ない理由は、業種の問題ではなく、ホームページの設計やコンテンツに明確な原因があるケースがほとんどです。つまり、適切な改善を施せば、問い合わせは確実に増やせます。

私たち株式会社ドラマは、京都を拠点にホームページ制作を手がけ、数多くの企業様の成果改善をサポートしてきました。その経験から、問い合わせが来ないホームページには共通するパターンがあると実感しています。

本記事では、問い合わせが来ない8つの原因を具体的に解説し、今すぐ実践できる改善策をお伝えします。

問い合わせが来ない8つの原因

原因1:そもそもアクセスが少ない

ホームページへの問い合わせは、「アクセス数 × 問い合わせ率」で決まります。どれだけ優れたコンテンツを用意しても、そもそも訪問者が少なければ問い合わせは発生しません。

実店舗で例えるなら、駅前の一等地に出店するか、山奥の人通りのない場所に出店するかで集客数が大きく変わるのと同じです。Webの世界では、その「一等地」を決めるのがSEO対策や広告運用といった集客施策になります。

具体的な改善策

  • SEO対策の実施: 自社のサービスを探している人が検索するキーワードを調査し、そのキーワードで上位表示されるようコンテンツを最適化しましょう。「地域名 + 業種名」などのローカルキーワードは比較的対策しやすく、効果も出やすい傾向があります。
  • 定期的なブログ更新: 業界のノウハウや顧客の悩みを解決する記事を定期的に発信することで、検索エンジンからの評価が高まり、様々なキーワードでの流入が期待できます。
  • Web広告の活用: 即効性を求めるなら、Google広告やSNS広告の活用も有効です。ただし、広告費用は継続的にかかるため、中長期的にはSEO対策と併用することをおすすめします。

アクセス数の現状を把握するには、Googleアナリティクスやサーチコンソールといった無料ツールを活用しましょう。月間訪問者数が100人未満の場合、まずは集客施策の強化が最優先課題です。

原因2:スマホ対応ができていない

現在、Webサイトへのアクセスの約70〜80%がスマートフォン経由です。業種によっては90%を超えることもあります。にもかかわらず、スマホで見ると文字が小さくて読めない、ボタンが押しにくい、レイアウトが崩れている──こうした状態では、訪問者はすぐに離脱してしまいます。

ユーザーは最初の3〜5秒でそのサイトが信頼できるかを直感的に判断すると言われています。スマホで快適に閲覧できないサイトは、内容を読む前に「使いにくいサイト」と判断され、問い合わせどころか離脱の原因になります。

具体的な改善策

  • レスポンシブデザインの導入: PC、タブレット、スマートフォンのどのデバイスでも最適な表示になるよう、レスポンシブデザインを採用しましょう。
  • 表示速度の改善: スマホでは通信環境が不安定なこともあるため、画像を最適化し、ページの読み込み速度を高めることが重要です。
  • タップしやすいボタンサイズ: ボタンや問い合わせフォームの入力欄は、指で簡単にタップできるサイズに調整しましょう。

株式会社ドラマでは、すべてのホームページ制作においてマルチデバイス対応を標準装備しています。どのデバイスからアクセスしても快適に閲覧できる設計が、問い合わせ率向上の第一歩です。

原因3:第一印象で信頼を失っている

「デザインが古い」「情報が整理されていない」「文字だらけで読みにくい」──こうした第一印象の悪さは、たとえ内容が優れていても、ユーザーに「この会社は大丈夫だろうか」という不安を与えてしまいます。

特に、競合他社と比較検討している段階のユーザーにとって、第一印象は信頼性を測る重要な判断材料です。見た目で劣っていると感じた瞬間に、競合サイトへ移動してしまう可能性が高まります。

具体的な改善策

  • 視覚的な整理: 情報を詰め込みすぎず、適度な余白を設けることで読みやすさが向上します。
  • プロフェッショナルなデザイン: 業種や企業のイメージに合った配色やフォントを選び、統一感のあるデザインを心がけましょう。
  • 高品質な画像の使用: 低解像度の画像や無関係なフリー素材ではなく、実際の社員やオフィス、製品の写真を使うことで、信頼感が高まります。

デザインは単なる見た目の問題ではなく、「この会社に依頼しても大丈夫」という安心感を伝えるための重要な要素です。

原因4:ターゲットが明確でない

「幅広い層に対応できます」「どんなニーズにも応えます」──一見、間口を広げているように見えるこうした表現は、実は誰にも刺さらない可能性があります。

ホームページを訪れるユーザーは、自分の悩みを解決してくれる企業を探しています。ターゲットが曖昧だと、「自分に合っているのかわからない」と感じて、問い合わせに至りません。

具体的な改善策

  • ペルソナの設定: 理想的な顧客像を具体的に設定し、その人に向けたメッセージを発信しましょう。たとえば、「創業間もない中小企業の経営者」「ECサイトの立ち上げを考えている小売店」など、明確にターゲットを絞ることで、該当する人には強く響くようになります。
  • ニーズに応じたコンテンツ: ターゲットが抱える悩みや課題を具体的に提示し、それに対する解決策を示すことで、「この会社なら自分の問題を解決してくれそうだ」と感じてもらえます。

ターゲットを絞ることは、決して顧客を減らすことではありません。むしろ、本当に必要としている人に届きやすくなることで、結果的に問い合わせの質と量が向上します。

原因5:選ばれる理由が伝わっていない

競合他社と比較されたとき、自社が選ばれる理由が明確に伝わっているでしょうか。「創業○年の実績があります」「高品質なサービスを提供します」といった抽象的な表現だけでは、差別化にはなりません。

ユーザーは、「なぜこの会社を選ぶべきなのか」という明確な理由を求めています。

具体的な改善策

  • 独自の強みを明確に: 他社にはない自社の強みを具体的に打ち出しましょう。たとえば、「地域密着で即日対応可能」「業界最安値の価格設定」「アフターサポートが充実」など、具体的なメリットを伝えることが重要です。
  • 実績や事例の提示: 「これまで○○社の実績」「満足度○%」といった数字や、具体的な成功事例を掲載することで、説得力が増します。
  • お客様の声の掲載: 実際に利用した顧客の声は、最も信頼される情報源のひとつです。顔写真や企業名を掲載できれば、さらに信頼性が高まります。

株式会社ドラマの場合、「補助金を活用した低価格・高品質な制作」「独自CMS(DWP)による運用しやすいサイト提供」「Shopify認定パートナーとしての専門性」といった具体的な強みを打ち出しています。こうした明確な差別化ポイントが、問い合わせにつながる重要な要素となります。

原因6:問い合わせへの導線が不明確

ホームページを訪れたユーザーが、「次に何をすればいいのかわからない」状態になっていませんか。問い合わせフォームがどこにあるのかわかりにくい、ボタンが目立たない、電話番号が小さすぎる──こうした導線設計の不備は、問い合わせの大きな障壁になります。

具体的な改善策

  • CTA(行動喚起)ボタンの設置: 「お問い合わせはこちら」「無料相談を申し込む」「資料請求する」など、具体的なアクションを促すボタンを目立つ場所に配置しましょう。色や大きさにも配慮し、ひと目で認識できるデザインにすることが重要です。
  • フォームの簡略化: 問い合わせフォームの入力項目が多すぎると、ユーザーは面倒に感じて離脱してしまいます。必要最低限の項目に絞り、入力の手間を減らしましょう。
  • 複数の問い合わせ手段の提供: 電話、メールフォーム、LINE、チャットなど、ユーザーが好みの方法で連絡できる選択肢を用意することで、心理的なハードルが下がります。

問い合わせへの道筋がシンプルでわかりやすいほど、ユーザーは行動を起こしやすくなります。サッカーの試合が必ずシュートで終わるように、ホームページも問い合わせで終わる設計を意識しましょう。

原因7:情報が不足している、または多すぎる

「会社概要だけ掲載して終わり」というホームページもあれば、逆に「情報を詰め込みすぎて何が重要なのかわからない」というホームページもあります。どちらも問い合わせを遠ざける原因になります。

情報が少なすぎると、ユーザーは不安を感じて問い合わせに至りません。一方、情報が多すぎると、何を見ればいいのかわからず混乱してしまいます。

具体的な改善策

  • 必要な情報の網羅: サービス内容、料金の目安、制作の流れ、よくある質問、会社の信頼性を示す情報(実績、資格、取引先など)は最低限掲載しましょう。
  • 情報の優先順位付け: ユーザーが最も知りたい情報を優先的に配置し、詳細情報は別ページやアコーディオンで展開するなど、階層構造を意識した設計にしましょう。
  • ストーリー性のある構成: 単なる情報の羅列ではなく、「こんな悩みを抱えている人が、このサービスを利用することでどう変わるか」というストーリーで伝えることで、ユーザーの理解と共感が深まります。

会社案内をそのまま転載しただけのホームページでは、対面営業のような会話が生まれません。ユーザーが自然に理解できるよう、情報を適切に整理して提示することが重要です。

原因8:更新が止まっている

最終更新日が数年前のホームページは、「この会社は今も営業しているのだろうか」「情報が古いのでは」という不安を与えてしまいます。特に、ニュースやブログが数年間更新されていない場合、ユーザーは「この会社は活動していないのでは」と感じ、問い合わせをためらいます。

具体的な改善策

  • 定期的なニュース更新: 会社の新しい取り組みや実績、業界の最新情報などを定期的に発信しましょう。月に1回でも更新があれば、「この会社は活動している」という印象を与えられます。
  • ブログでの情報発信: 業界のノウハウや顧客の悩みに応える記事を書くことで、SEO効果とともに、専門性や信頼性のアピールにもつながります。
  • 季節やイベントに合わせた更新: 年末年始の挨拶、夏季休業のお知らせなど、タイムリーな情報を発信することで、「ちゃんと運営されているサイト」という安心感を与えられます。

更新の手間を減らすために、株式会社ドラマでは編集可能なCMS(コンテンツ管理システム)を標準装備しています。専門知識がなくても、自社で簡単に更新できる仕組みを整えることで、継続的な情報発信が可能になります。

問い合わせが増えるホームページの共通点

ここまで、問い合わせが来ない原因と改善策を見てきました。では、問い合わせが継続的に発生するホームページには、どのような共通点があるのでしょうか。

1. ユーザー目線で設計されている

自社が伝えたいことではなく、ユーザーが知りたいことを優先して設計されています。顧客の悩みや課題を起点に、それに対する解決策を提示する構成になっています。

2. 信頼感を与える要素が充実している

実績、資格、お客様の声、メディア掲載歴など、第三者からの評価や客観的な情報が豊富に掲載されています。こうした情報は、初めて訪れたユーザーに安心感を与えます。

3. 行動への導線が明確

「次に何をすればいいのか」が一目瞭然で、問い合わせや資料請求といった行動に自然に導かれる設計になっています。

4. 継続的に改善されている

一度制作して終わりではなく、アクセス解析をもとに継続的に改善を重ねています。ユーザーの行動データを分析し、離脱率の高いページを改善したり、人気のあるコンテンツを増やしたりすることで、問い合わせ率を高めています。

5. 集客施策と連動している

ホームページ単体で完結せず、SEO対策、Web広告、SNS運用など、複数の集客チャネルと連動して運用されています。

こうした要素を備えたホームページは、単なる「会社案内」ではなく、営業マンの代わりに24時間働く「集客ツール」として機能します。

まとめ

ホームページから問い合わせが来ない理由は、「業種に合わない」「運が悪い」からではありません。アクセス不足、スマホ対応の欠如、ターゲット設定の曖昧さ、差別化要素の不足、導線設計の不備など、明確な原因が存在します。

重要なのは、これらの原因を正しく把握し、適切な改善を施すことです。すべてを一度に改善する必要はありません。まずは自社のホームページを見直し、最も影響の大きい課題から優先的に取り組んでいきましょう。

株式会社ドラマでは、ホームページ制作だけでなく、公開後の運用サポートやSEO対策、アクセス解析に基づく改善提案まで、トータルでサポートしています。補助金を活用した制作も可能ですので、初期費用を抑えつつ、成果の出るホームページを手に入れることができます。

「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない」とお悩みの方は、まずは現状を分析し、具体的な改善策を検討してみてはいかがでしょうか。問い合わせが増えるホームページは、正しい設計と継続的な改善によって実現できます。

ホームページに関するご相談は、株式会社ドラマまでお気軽にお問い合わせください。あなたのビジネスの課題をカタチにし、成果につながるホームページ制作をサポートいたします。


株式会社ドラマ
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